「うぅ……。」 違和感に肌が粟立つ。 指は奥へ奥へ入って行くのに……あれ……？もっと気持ち悪いのかと思ったら…妙に安心するような暖かさを感じてる自分にびっくりして。 増やされる指に、違和感を感じるどころか……何か…変な……感じ……。 「んっ……ああん。」 さっきまで不思議な感じだったのがちゃんと快感だって気付く前に声が勝手に出ちゃってた。 はぁ、はぁ……慣れない刺激に息が上がる。 「ごめんね、虹……ほんとはもっとゆっくり準備したかったんだけど…もう待てない。」 そういうと、苦渋の表情を浮かべつつティア自信を当てがわれて、徐々に侵入して……きたんだ。 (うぅぅぅ、痛っ) さすがに指とは比べられない程の質量で、……入り口の皮膚が焼けるように痛い。 でも……ティアにこれ以上謝らせたくなくて、必死に我慢する。 シーツを掴み、唇を噛み締めて耐える。 ティアの動きが止まったから、きっと全部入ったんだろう。 「……虹……痛いよね……ごめんね。」 あぁ やっぱり謝らせちゃった…。 我慢させてたのは俺なのに…… 小刻みに震える指でティアの普段なら決して見ることの無い乱れた髪……汗で張り付いた前髪を分ける。 「……っ謝らないで、ティア…大丈夫…大好きだか……」 言い終わる前に、ティアが動き出すから… 「あっ、あああっ！ んんんっ」 大きな声が出ちゃって、それを塞ぐような荒いキス。ティアの激昴を全身に受けて、俺は為す術もなく声を上げるしか出来なかった。 痛みなんてほんの最初だけで、何度も揺さぶられてる間に幸福感と気持ちよさでいっぱいになっていく。 「あっ……ふああんっ……。」