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act.5三日月サプリ<38>*
「あぁもうホント可愛い。見て、一生懸命してくれてるの」
「言っとくけど、それ、俺の真似だからね。俺がしなきゃ葵先輩、出来ないんだから」
「聖の真似、にはなってないと思う」
今にも達してしまいそうな葵の体を休ませるためにも、聖は扱く動作はやめ、ただゆるゆると蜜を塗り広げるように撫でてくるだけ。爽に集中しろと言うことなのだろうが、どうやらやはり上手くは出来ていないらしい。
「いい子だね、葵先輩。でももっと強くていいっすよ?」
「……いたく、ない?」
「平気。むしろ今生殺しな感じだから、結構きついっす」
人の器官にこんな風に触れるのは初めてで、つい及び腰になってしまうのだが、そのほうが爽にとっては辛いらしい。でも加減が分からない。
「あ、あぁ……んんっ!」
「葵先輩、このぐらい力入れても痛くはないでしょ?」
「ダメだ、聖が触るともっと力抜けちゃうっぽい」
力加減を教え込むために聖が再び上下に擦る動作を再開させたのだが、爽の言う通り、腰が震えて指先まで甘い疼きに支配されてしまう。爽にしがみついて荒い息を整えようとすれば、二人がため息を零すのがわかる。
「敏感なのはエッチで可愛いけど、先進むには結構問題かもね」
「葵先輩の経験値がもうちょっと上がるまでは、こうするしかないかな?」
仕方ない、そう言って爽はぴったりと向かい合わせになるように葵の体を膝の上に引き上げてきた。
「えぇ、爽ずるい。俺楽しめないじゃん」
「次聖の番だから良いだろ。俺もう限界だからちょっと待ってて。葵先輩、一緒に気持ちくなりましょうね」
もう何もしなくて大丈夫だと爽が笑ってくれるから、葵は委ねるように彼に抱きついて体の力を抜いた。
それを合図に爽が更にきつく腰を抱き寄せてくる。そうすると、熱を持ったもの同士もぴたりと触れ合う。それを一緒に爽が握り込んでくる。
手だけの感触ではない。芯の通った熱いもので擦られるのも初めての感覚。
「あっ、ん……おかし、っく……あぁ」
「可愛い。いいっすよ、おかしくなっちゃって」
「妬けるなぁ、こっちでも気持ちくなって」
ひっつく葵と爽に寂しくなったのか、聖が葵の背中から覆い被さるようにのしかかってくる。そしてさっき散々噛んで苛めてきた胸の突起と、そして絶え間なく蜜を零し続ける先端をツンと突いてきた。
「ここパクパクしてる。もうイキそ?」
「やッ、そこ……あ、んん……ん」
「今先輩とエッチなことしてるのは俺でしょ?聖のほう見ないで」
鈴口をぐりぐりと弄られて思わず聖を振り仰げば、今度は爽が妬いて更に激しく扱き上げてくる。
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