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act.6影踏スクランブル<71>*

「藤沢ちゃん、どないすんの。お兄さんと仲良くすんのやめる?」 「上野先輩と仲良くしたいけど……だって、選べない」 目元に溜まった涙を頬に伝わせて訴えられると、可哀想だと思う気持ちと、早く熱くなってきた自分のものをぶち込みたいという相反する気持ちが幸樹の中でぶつかり始める。でも葵は今まで相手にしてきた者とは違うのだと必死に言い聞かせて、どうにかもう少し悪戯を延長するチャンスを狙っていく。 「じゃあおっぱいだけにしよっか?他より恥ずかしくないやろ?んで、次は違うとこ勉強しよ」 「次って」 「今は次のこと考えんでもええから。な?これ乾く前に上脱いじゃお」 「あ、待って、先輩」 ゴムを嵌めていないほうの手で器用に体操着をたくし上げれば、日に焼けていない白い裸身がむき出しになる。見た目通り華奢な体は肋の形まで分かるほどだが、柔らかな肌の質感のせいか、不健康そうというよりは妙に色っぽく映る。肌に溶けるほど淡いベビーピンクの突起もそれを引き立てるのだろう。 「藤沢ちゃん一個注意。アンダーシャツ着なさいね、今度から。無いならお兄さんがこーたるわ」 恥ずかしそうに自らの顔を手で覆ってヒクヒクと泣く葵に今言う話でもないだろうが、教室で着替える時にこの体がクラスメイトから簡単に見られてしまうのだと思うと無性に腹立たしい。 「あ、あっ……ゃ、も……」 ゴムに纏わりついたジェルを両乳首に擦り付ければ、葵は幸樹の手を掴んで嫌と繰り返す。だが、手を休めることなくひたすらたっぷりと濡らしていくと葵からは甘く鼻にかかった声が漏れ始めた。 「ほら、ぬるぬる気持ちいいやろ?嫌なん?」 ひとしきり濡らした後は用済みのゴムを地面に投げ捨て、直にキュッと摘む。まだ柔らかい感触だった突起は幸樹の指に応えるように少しずつ芯が通っていく。 「ひっ、や……あぁ、変、なの」 「変?嘘やん。気持ちよさそやで」 葵の両脇に手を沿え、親指だけでぐりぐりとジェルと塗り込むと葵は堪らないと言いたげに首を振った。ふんわりとした金髪がその度に涙で濡れた頬を打ち、張り付いていく。 「ふ、ぅ…んんッ…せんぱ、い」 「よしよし、ええ子やな」 下から上へ、ピンと弾くだけでもぷっくりと膨れていくのが分かる。淡かった色合いも充血してきたのか、濃いピンクへと変化してきた。リズミカルに繰り返す幸樹の指に合わせて、細い腰がビクビクと震えて焦れったそうにするのも幸樹を煽ってくる。

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