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第3話

 風呂から上がって大貴の部屋に行くと、大貴はベッドの上でなにかごそごそとやっていた。 「大貴、上がったよ」 「おお、智也、こっちこいよ」  言われて僕もベッドに上がる。 「あんまり高いのは買えないから、安いのを買ったんだ」  言いながらベッドの上に並べたのは、卵形が3つ。  これで気持ち良くなるって、どうするんだろう。  肩に押しつけてマッサージとか? 「やっぱ、これじゃ駄目だったのかな?」 「ええっと…。いつもは、大貴はどうやってるの?」  分からないことをごまかすためにそう言った。  すると、大貴は顔を赤らめて、僕から視線を逸らす。  なにかいけないことを言っただろうか。 「やっぱり、やって見せた方がいいか?」 「うん。一回見た方が、僕とどう違うのか分かるだろうし」 「そっか。分かった。一回やってみせるな。これ、使い捨てだから、あまり無駄にできないんだけど…」  大貴は、玉子の一つを手に取ると、包を開けた。  中から、白い玉子が出てきた。  玉子を二つに割るとさらに中から、玉子が出てくる。  こちらはゴムでできているらしい。  ゴムの玉子の中から袋を取り出した。  レトルトカレーのルーが入っている袋の小さい版みたいなやつ。  袋を開けて、アナの部分に、袋の中身を入れた。  何か、液体のようなものだ。 「あ、やべ。ごめん。これ持ってて。あまり強く握ると、中のローションが出てきちゃうから気を付けろよ」  玉子の中に入れたのは、ローションらしい。  丁寧に受け取った僕は、思わず玉子を握りつぶしそうになった。   突然、大貴がズボンを脱ぎ始めたのだ。  しかも、パンツごとズリ下ろして、おちんちん丸出し状態だ。  僕は言葉を発することができないまま、固まってしまった。

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