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恋人side:輝④

くにくにと摘まれて、まるでそこだけ特別な性感帯になったように、弄られる度に身体がビクビクと跳ね、腰が揺れている。 「やあっ、そこ、やだぁ…黒曜さんっ、ダメっ…あっ、やだ…」 ただの飾りみたいなところが、こんなに感じる場所だったなんて。 あまりの気持ちよさに、いやいやと、子供のように首を振るけれども、黒曜さんは容赦なく攻め立ててくる。 口に含まれ、舌で、歯で、唇で、 どこを弄れば俺の反応が大きいのか、確かめているようだった。 何だか…食い千切られそうな気分。 獣が餌を追い詰めたようなギラギラした目に見つめられているが、全然怖いとは思わなかった。 思いがけない片思いに気付き、想いを寄せる人に愛を告げられ、そして今…身体を繋げている。 身体中が沸騰しているかのように熱い。 触れる肌も耳を擽るささやきも、射抜かれそうな燃える瞳も、ただただ、俺の欲を煽り立てる。 口から溢れるのは、俺の声か? 甘く、情欲を纏った声が、黒曜さんを誘う。 その声に煽られるように黒曜さんが、俺を攻め立てる。 身体の中を抉るように前後する楔が熱くて堪らない。 絡みつく俺の襞を纏い、振り切り、抽挿はますます激しくなる。 内臓を引きずり出されるような感覚を覚えるが、それがすぐに快感に変わっていく。 あぁ もっと、もっと奥まで突き立てて 俺を 俺を壊していいから 滴る汗と、止まらぬ喘ぎ声。その声も次第に掠れていく。 目の前を星がチラつき、意識が飛びそうになる中、貪欲に黒曜さんを求める。 指を絡め口付けを交わし、終わるところを知らぬ情交が続く。

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