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おばあちゃんは何者!?②
ありがとう…と言って電話を切った。
携帯を持つ手が震えていた。
思った以上に緊張してたのか。
取り敢えず約束は取り付けた。泊まってもいいと言ってくれたから…
今日帰ったら黒曜さんに言わなくっちゃ。
きっと味方になってくれるはず。
何となくホッとして会議室を出た。
その後は、サクサクと仕事をこなして定時に上がった。
途中で買い物をして行こう。
今日は何にしよう。シルバは何が好きかな?
黒曜さんは苦手なものはなかっただろうか。
サバの味噌煮…久し振りに作ってみようか。
あの二人はアレルギーはないのかな…
黒曜さんに確認しよう。
タップして…プルルルッ
「輝?今どこだ?仕事、終わったのか?」
ワンコールで出た黒曜さん…
「はい、終わりました!
あの…黒曜さんもシルバも、青魚…サバって食べれますか?
今晩、サバの味噌煮にしようかと思って…」
「えっ!?今日も作ってくれるの?そのまま泊まってくれる?
俺達はアレルギーはないけど…いいの?
腰は?腰は大丈夫なのか?」
「ふふっ。大丈夫ですよ。
今から買い物して帰ります。他に何か必要なものありますか?」
「いや、大丈夫だ。
輝…うれしいよ。待ってるから…」
「はい!では、後で…」
何だか…新婚さんみたいな会話が擽ったい。
その前に俺の部屋に寄って、少し必要なものを持って行こう。
今日から一緒に過ごしたいって言ったら、黒曜さんは何て言うだろうか。
ワクワクする気分のまま部屋に戻り、スーツケースに下着やスーツや、身の回りの物を詰め込んだ。
そして、少し重たいスーツケースを引っ張りながらスーパーで買い物を済ませ、黒曜さんのマンションへと向かった。
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