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愛を確かめる②
そして俺の手を取り、背中から抱きしめて湯船に浸かった。
「あのっ、あの…待っててって言ったのに…」
「待ってたけど、いつまで経っても輝が出てこないから。
中で倒れてるんじゃないかと思って。」
頸に肩口に、すりすりと擦り寄ってくる。
そのうち、両手が俺の乳首を弄りだした。
「あっ!ダメっ…あっ…やだぁ…」
もぞもぞと逃げようとする俺の下半身を両足で挟み込んでロックした黒曜さんは、俺の後孔をするりと撫でると
「ここ、ちゃんと解してくれてたんだろ?
いじらしいなぁ、輝は。
大丈夫だよ。俺がちゃんとしてやるから。」
そう言うと、俺を抱えて脱衣所に向かい、バスタオルで俺と自分を無造作に拭き上げ、ドライヤーを当ててきた。
そしてまた有無を言わさず横抱きにすると、寝室へ連れて行かれた。
横たえられながら体重をかけられ、肌と肌が密着している。
風呂上がりの肌はまだじっとりと湿っていて、這わされる手の平が所々で突っかかっている。
それでも、触られたところから神経が騒めき、黒曜さんの背中に回した腕に力がこもる。
唇を塞がれて長い口付け…
離された途端に「愛してる」とささやかれる。
少し解した後孔にローションを足されて、ゆっくりと広げられていく。
指が、くにくにとと入口を解していくのだが、なにしろ恥ずかしくて知らず知らずに力が入っている。
「輝、怖くないから…深呼吸して。」
宥めるように言われて、大きく息を吸って吐いて…
乳首も弄られて、力が抜けたところをぐいぐいと攻められる。
「あっ!?」
くいっとある部分に当たった時、身体がびくりと跳ねた。
黒曜さんがうれしそうに
「ここだな」
と、こりこりと引っ掻くように撫で、とんとんとノックする。
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