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愛を確かめる③

「あっ、あっ、あっ、はあっ」 荒ぶる快感に支配され始めた。 止めようもなく身体が火照り、朱に染まっていく。 口が開き、飲み込みきれなくなった涎が零れ落ちていく。 俺の中心部は、痛いほどに固くなり、先端から湧き出す透明の液が、こぷりと溢れ、流れていく。 「輝…綺麗…何て美しいんだ…」 ほおっというため息とともに、黒曜さんの感嘆の声が聞こえた。 綺麗? 美しい? 俺が?この浅ましい姿のどこが? 眉を顰め一瞬身体を硬直させた俺に気付いた黒曜さんは、唇にちゅっ とキスをすると 「俺に全てを見せて預けてくれてる輝が愛おしくて堪らないんだ。 (あか)く染まる肌も、甘い声も、零れ落ちる唾液も、屹立から溢れる精液も、俺を誘う匂いも、何もかも全て。 俺にとっては綺麗で美しいんだ。 輝…俺でもっと気持ち良くなって…」 至近距離の優しい青い瞳に見つめられて 『もう、この恋人(ひと)には逆らえない』 と悟ってしまった。 彼になら何をされてもいい。 俺だけじゃなく、黒曜さんにも気持ち良くなってほしい。 二人で高みに登っていきたい。 「一緒に…イきたいです…もっと愛して、黒曜さん…」 掠れた小さな声で、でも、はっきりと伝えた。 青い目が見開かれた。 「輝…君って子は…もう、止まらないよ…」 指の動きが大きくなってきた。 二本、三本と増やされた指で、コリコリと攻め立てられる。 続け様に湧き上がる波のような快感に打ち震え、微痙攣を起こす身体。 十分に綻んだ後孔はヒクついて、愛おしい恋人(ひと)の熱い塊を受け入れる準備が整っている。。 散々弄られた乳首は赤く熟して尖り切り、摘み取られるのを待っている。

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