黒曜さんは、穿つ速度を早めながら 「…変わってる…輝の中が違う…」 と感極まったように呟いた。 『違う』？やっぱり俺、女になっちゃったのか… 黒曜さんに突かれる度に、お腹の奥がきゅんきゅん切なく疼いている。 疼くと無意識に楔を締め上げているみたいで 「くっ…輝…力を抜いて…」 と窘められるが、身体が勝手にそうなってるから無理だ。 いやいやと首を振ると、俺の中心で揺れる肉棒を掴まれた。 「ひやぁっ」 間抜けな声が飛び出したが、すぐに新たな快楽に支配される。 急所を握られ、全身の力が抜けていく。 にゅくにゅくと大きな手に包まれて擦り上げられ、鈴口を親指で弄られて、ひたすら喘いでいる。 「あっ、ダメっ…あっ…やだぁ…」 もっとしてほしい心と裏腹に、口からはダメだと拒絶の言葉が漏れてくる。 後孔からは止め処なく溢れて滴る愛液が、黒曜さんの動きをスムーズにさせていた。 男の身体は内からは濡れてこない。 こんなに溢れてくるのは、やはり俺の身体が変わって、黒曜さんを受け入れる準備ができているからなのか。 ぐじゅっ ぐちゅ ぐじゅっ 粘つくいやらしい音が耳に入り、それを聞くだけで身体が火照ってくる。 最奥まで入り込む、逞しい切っ先のひと突きひと突きが、俺の身体をどんどん変えていってる。 「…輝…愛してる…愛してるよ」 頭上から降るように落ちてくる愛の言葉達。 降り注がれる言霊が俺を包み、光の粒となっていく。 濡れた音が 触れ合う肌の温もりが 抉られる肉筒が 滴る汗が ささやかれる愛の言葉が 俺を絶頂に導いていく。