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第6話

「俺の薄くないか……?周りの奴らが見せ合ってボーボーだと言っていた。それに形も大人ちんこだと。見せ合っていたというより無理やり体操着を引っ張り合って見ていた気もするけど。もし俺も急にそれをされたらと思うとぞっとする。笑いものになるのは嫌だからな……」 志乃は自ら大胆なことをしながらも恥ずかしいのか、頬を赤くして焦った様子でそう言った。 恥ずかしがりながら下着の中を見せる志乃。 可愛くて、俺の理性が吹き飛びそうだった。 俺は志乃の付き人である立場上平静な振りをしているけれど、これ以上は持たないぞ。 ─それと同時に腹が立つ。 クラスのバカな同級生達が志乃にこんな影響を与えていただなんて。 俺は下着を握る志乃の手をそっと引き剥がし、開かれたスラックスのファスナーを上げフロントホックを留める。 「志乃様、そんなこと俺が絶対にさせません。志乃様は全然変じゃありません。とてもきれいです。それにそんな大事なところは人に見せては行けません。例え相手が俺でもです」 想像しようにもできなかった志乃の局部を目の当たりにし、沸騰しそうな頭をどうにか抑えて助言した。 はっきり言って俺の理性は崩壊する寸前だ。 「わかった……。変なものを見せてすまない。けれど他人のものを見る機会もあまりないし、クラスの奴らはすごいっていうから気になってしまって」 「気にする必要はどこにもありません。みんな徐々に大人になっていくんです。今はその過程を辿っている最中ですし、それに皆それぞれ身体にも個性があります。同じ形でなくとも病気でなければ気にすることはないのですよ」 「俺が気にし過ぎだったということか」 「まぁでも、そういうのが気になる年齢ですし、興味を持つのもおかしなことではありませんよ。志乃様はどこも変じゃないってことです」

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