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第1章第44話
朝陽side
反射的に逃れた舌を絡め取られ
ちゅるっと吸い取られると
背中がゾクゾクし甘い声が漏れる。
「んっん……はっんっ」
僕は蒼空の大きな背中にしがみつき
落ちてしまいそうな感覚を
なんとか繋ぎ止めると
蒼空がくれる甘さに酔いしれる。
「んっん……ぁ……んっん」
互いの舌が絡み合い重なった場所から
水音が耳をつき僕の下半身が
ズボン越しに擦れた。
「んあ…………っ」
甘い口付けをたっぷり堪能してから
ちゅるっと蒼空が離れると
流れのままに
僕の首筋にしゃぶりつく。
「あんっ…………ぁ」
「あ……さひ…………」
名を呼ばれながら
左右の首筋にキスを落とされ
腰からスルリと手が侵入してきて
たくしあげられると
僕の薄い胸元が露になり
恥ずかしがる暇もなく
綺麗な指先で僕の乳首を転がされる。
「あっ……ぁ……ん」
僕はびくんと身体を仰け反らせると
蒼空は耳許近くに顔を擦り寄せ
「可愛い……よ……朝陽……好きだ」
そう言って僕の乳首を口に含んだ。
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