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第3章第121話

まだ思うように動かせない足を開かされると、蒼空は僕のペニスを含んだ。 「あっ……はぁあ……あぁあ」  久しぶりの感触に目を見開いて声を上げる。ジュルといやらしい音に眩暈がした。 「んあ……っんあ……はぁあ」  先端から根元にジュルと舌が絡みつき音を立て吸い上げられる。僕の全身はゾクゾクした感触が走り 快楽に溺れていく。 「きもちひ?」  咥えられながらの問いは、それすらも快楽として捉え身体がビクンと反応した。 「きも……ち……ぁあっぁん……もっと」  もっと欲しくていやらしくもお強請り。腰が自然と揺れる。手を伸ばせば蒼空の顔は上下に動き舌を絡め何度も吸い上げてくる。僕の伸ばした手は愛おしく蒼空の髪を搔き乱した。 「あん……っぁぁっ……イく」  無言で蒼空は根元まで咥え込むとジュルるとキツク吸い上げた。 「ひぁああ……ぁっぁあん……はぁあ」  僕は呆気なく蒼空の口内へ吐き出し、蒼空は咥え込んだまま飲み干す。ゾクリと僕の身体が身震いをすると ようやく離した蒼空が抱きしめてくれた。 「大丈夫?」  蒼空の気遣い。僕は大丈夫だと応えた。吐き出した直後のキスは少し苦い。でも蒼空が欲しくて僕は自分から舌を絡める。 「我慢できない」  離されると蒼空はらしくなく限界を口にした。僕も早く欲しい。蒼空の服を僕は乱暴に脱がす。 「朝陽も欲しい?」 「欲しい」  お互い額を合わせてクスっと笑うと、蒼空は潤滑剤を取り出して僕の秘部へと垂らした。冷たくてヌルっと した感触にビクンと身体を震わす。指にもたっぷり付けると蒼空は僕の秘部へと指を宛がった。 「力抜いて」  僕は言われるまま深呼吸をして力を抜く。蒼空はそれを見て長い指を押し進めた。 「あん……っはぁあ」  まずは一本でよく解されると二本三本と増やされていく。不規則に動く指は僕の弱点を擦った。  「あんあ……ぁあぁん」     目の前がチカチカする。そこに触れられるのはいつ振りか。 「ここほら」 「あん………っはぁあん」  開いた足はガクガクで快楽の波が押し寄せる。 「もう欲しい」  蒼空は熱く耳元で囁いて僕は頷いた。長い指がゆっくり抜かれ、蒼空はゴムを取り出した。既に蒼空のペニスは反り返り物欲しげ。そこへゴムを装着すると僕は引き寄せられる。 「挿入()れるよ」  僕はうんうんと頷くと蒼空の硬いペニスがゆっくりと僕の中へ押し入ってくる。 「あん……はぁあん……おお……い」  大きいと言う台詞が上手く言えない。ただ久しぶりに繋がれたことが嬉しくて涙が出る。蒼空もまた少し苦し気な表情で僕を覗き込み甘い口付けをくれた。

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