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第1章第18話
駄目だ人肌恋しい。
誰かに触れたい。
身体を自分の腕で抱きしめ蹲る。
「おい大丈夫か?」
中々戻らない僕を心配したのか
上条さんが顔を出し駆け寄る。
「気分悪い?」
心配そうに俺の顔を見つめる。
そんな顔されたら……
僕は上条さんに抱きついた。
「おい?」
「……いて」
「は?何聞こえない」
埋めた顔を上げ
「僕を抱いて……」
「…………っ」
上条さんは目を丸くして驚いてる。
当然だ……いきなりそんな事
言われれば誰だって驚く。
暫し沈黙が流れ上条さんは
乾いた笑いで
「熱で気が可笑しくなったか?
ほらとにかく休も、な?」
「…………」
僕は本気なのに……。
それ以上言葉に出来なかった。
僕は上条さんに抱えられ
ベッドに運ばれる。
頭がボーッとし
起きていられない。
僕はそのまま意識を手放した。
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