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改めて報告2
ココside
「私、荒木大我は……妊娠いたしましたっ!」
「えっと、今4ヶ月です」
「この前病院行ったらご懐妊ですー言われた。あはは」
に、妊娠って……えっちしたってことだよね!?
ひゃーっ。こっちが恥ずかしくなる…。
「わ~!大我くんおめでとう!もうママになるんだねぇっ」
アオイさんは手を叩いて喜んでいる。
みんなも嬉しそう…。
「兄さんよりも早く妊娠しちゃうなんてビックリだけど、とりあえず、みんな温かく見守ってください」
予定日の話や、性別の話、名前の話で盛り上がった。
男同士の間に産まれる子は男の子が多いらしい。
「お腹…触ってみてもいい?」
「ああ、ええよ?まだ動いたりとか、そんなんないと思うけど」
そのお腹は、少しだけ膨らんでいるように感じた。
この中に新しい命が入ってるのか…。そう思うとなんだか不思議な感覚だった。
「頑張って元気に産まれてきてね」
お腹に耳をぴったりと付け、優しく語りかけた。
「ココちゃんってほんっとかわいいよねぇ~。見てて癒される」
アオイさんが、両手で頬づえをつき温かいまなざしでこちらを見ていた。
「遙、早く紹介してよ~」
「俺も聞きてーぞ遙。兄貴にくらい相談しても良かったんじゃないか?」
「兄貴に相談するとロクな事ないからな、相談は大輝にしてた!」
「えーうそぉ!?そんなん知らんかったし!」
「どうしたココ、疲れたか?」
小声で心配そうにハルが話しかけてきた。
「ううん。大丈夫だよ。連れてきてくれて嬉しいの」
「俺の言った通りだったろ?ココの話をしたらみんな会いたいって言ったんだ」
「へへっ。嬉しいな」
オレは、思っていた以上に歓迎されていた。
それは、みんなの大好きなハルに恋人が出来たというから、オレに興味を持ってくれているのかもしれない。
そう思ってしまうけれど、オレの大好きなハルはみんなにも愛される人気者だからこそだと思う。
ワイワイガヤガヤと食卓を囲むなんて夢のようで、そんな理想の輪の中にオレがいるなんて本当に幸せだと思えた。
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