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オレの秘密

ココside 初めてハルと繋がってから数日が経った。 オレは、あるとても大事なことをまだ伝えてなかった。 ハルと出会ったあの嵐の夜… アレを言えば、せっかく家に連れて帰ってもらうチャンスを逃すと思って、これ以上訊かないで、と言ってしまった せっかく昔のことを忘れようとしていたのに… 抱かれたあの日から、ハルに出会うまでの記憶が夢に出てくるようになった なぜそうなったかの原因は何となく分かる その行為が直接以前のオレに結びついてるからだと思う ──────────────── 嫌だ…怖いっ。 やめて……ハル助けて……… ハルっ、ハルっ!! 「あれ…?ここ…あ、家か。怖かった…また夢だ」 その夢を見る度、不安と恐怖が襲ってくる。 ハルの顔がみたい。声が聴きたい…。 あれ、ハルどこ行ったのかな ソファからむっくり起きて、立とうとするとふらりふらり。 「痛い…ハルどこぉ?」 ん?と、朝風呂を終えたハルが、髪をタオルでワシャワシャしながら現れた 上半身を晒し、引き締まった体にいやでも目が行ってしまう ローライズのボクサーパンツがエロさを引き立たせていた 「なにしてんだ?」 「ふぇっ。コケタ…」 ハルが軽々と抱き起こしてくれて、体をぐったりと預ける 「なんか唸ってみたいだけど大丈夫かよ」 「うん…。ハルが来てくれたからいい」 ハルの首に鼻をスリスリと擦りつけた。 「なに…甘えてんのか?」 クスッと笑われ、頬に軽く唇を当てられた もし、起きた時にハルがいなくなってたらどうしよう もし、これが夢で何もかも消え去ってしまったらどうしよう そんなことばかり考えてしまう これが現実なんだと思いたくて、ハルの匂いを胸いっぱい吸い込み胸に顔を埋めた 急に抱きついて来たオレに少し驚きながらも、ハルは優しく包み込んでくれた 頭を優しく撫でられ、その手の温もりが感じられて少し心が落ち着いた気がした

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