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ココの過去2

いい『バイト』があるとダマされてついて行った先がそこ。 『新しい子連れてきました』 『いやぁ~ごくろう、ごくろう。』 お偉いさんの部屋に通されて、出されたジュースを飲んで―― 目が覚めると、首を鎖でつながれ上半身裸にされていた。 熱くて、体が火照って何かへんな感じがする…。 右も左もオレと同じようなカッコにされ、その人たちのモノには何やら吸引気が。 『ひっんくふぅ…っんあっ。あっんんっは…イッくうぅううぅうー!』 『私も、君のナカでイクよぉ~。あぁッ。締まるぅ~?』 キュイ――――ン! 掃除機みたいな音とともに、 オレと同じあられも無い格好の少年は、腰を浮かせ嬌声をあげた。 「何…これ…」 オレの居場所が居るべき場所じゃなくなった瞬間だった。 『ふぁ…ァ僕のナカ…どうでしたか?んはっ…はっ』 『最高だよぉ~!おーい。この子のミルクを飲むのは別料金かね?』 『さようでございます。この子の搾りたては少々値が張りますが…』 『そんな事は構わんっ!今すぐ持ってきてくれっ!ハァハァ』 何??ミルク!?別料金!?搾りたて!?値が張る!? 何の事か全く理解できなかった。 真新しい牛舎みたいな部屋の中は柵で仕切られ、オレくらい…いや、 少し年上くらいの年齢の少年たち中には少女もいたが、ひっきりなしに甲高い鼻にかかった声をあげていた。 その都度に掃除機のような吸引機が鳴っている。 あの掃除機みたいな物何なの!?オレはこれから何をされるんだっ!? これから、オレのその数々の疑問は一つづつ消えていく事になる。

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