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ココの過去5

初めてなのに、痛みも異物感もそんなにない。 「ふぁ!そこ・・・ッびりびり来る…ッ!」 『気持ちいか?ん?』 オレは、このとき生まれて初めて【快楽】というものを感じた。 オレの反応を窺いながら色々な気持ちいトコロを探し当ててくる。 「ひっんくふぅ…っんあっ。あっんんっは……っ」 『一緒にイくぞ…っ。』 卑猥な水音が耳までをも犯し、とうとう後孔で達してしまった。 オレのお腹に吐きだした白濁を何も言わず、ぺロぺロと舐め取った。 『……んまぁ〜い。やっぱり俺の見込んだ通りだ。おい、そこの従業員。今からコイツは俺しか触らせるな。 ミルクは全て俺が出させる。』 オレってどうなってしまうんだろう。 頭が回らない時に考えても無駄だった。 これは高くつく…。とレオは嬉しそうに唇を舐める。 自分の置かれている状況を飲み込めないまま睡魔が襲ってきて、そのまま寝てしまい、次に目が覚めたのはレオの部屋だった。 『気が付いたかチビ。ったくお前も災難だったな。』 「え?」 話を聞くと、この人も同じように騙されてここに連れてこられたとか。 「そ…そうなんだ。」 『お前は良い牛なる。俺が絶対そうさせてやる。』 客に気に入られれば、オレ達は誰かに飼われて自由になれる。 騙された人も含め、自分から望んでバイトに来た外の人達は、ある一定の期間を過ぎると自由になれるらしい。 それは、噂にしか過ぎないけれど、多くの人はその一定期間に希望を見出し、その期間が来るまで待っている。 『お前は中の人間だから、買われるまで出られない…。』 「れ、レオは外の人なの?」 『あぁ、そうさ…。良いバイトがあるって聞いて、先輩に連れてきて貰ったんだが、まさかこうなるとは…。』 「オレなんか助けられないじゃん。」

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