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ネコ2匹

遙side 「最初はほっといて、餌や水は与えると…これは問題ないな… うそ。最初は触るのダメなのか…慣れるまで我慢っと。つか、俺てば全然段階踏めてない」 「何見とるんや?子ネコの飼い方?お前ネコなんかこーとったんか!」 「い、いや!別に…」 「だから、最近機嫌良かったんか!」 「だーかーらー違うって大我っ!」 ココとの接し方がイマイチ分からない。 もう少し、ココと距離を縮めるために『子ネコの飼い方』なるものを買ってみた。 ネコの性質がどれだけ当てはまるか分からないが、俺的には小動物みたいで幼い感じだから合ってると思う。 最近、頭撫でると喜ぶことは分かった。 あと、俺が寝てる間に若干近づいている気がする。 ほんっと可愛いやつ。 「つか、お前は早くサークル行ってろよ!!大輝!大我を連れてけっ」 「はいはぁ〜い、大我、行くよっ!」 青山 大輝は高校の時のダチで、大我のお世話係兼恋人。 超ラブラブ同棲中だ。 物静かなのだがら色黒な上に髪の毛が紺色のせいでどこにいても目立つ。 赤髪で賑やかな大我と一緒に居れば色々な意味でなおさら目立つ。 大我と同じバスケのサークルに入っており、その腕も大我の上をゆく。 生まれ持った才能なのかな。 大輝は普段は温厚な性格も、バスケになると別人になるらしい。 それで着いた異名が『点取り屋の黒豹』 バスケになると気性が荒くなるのと、色黒なせいでそんな変な異名がついた。 「アイツ、本当はライオンなのになー…」 そう、この青山 大輝はネコ科なのだ。 その恋人の大我もネコ科で、大我は『空中戦の赤トラ』と呼ばれている。 トラのようにワイルドで優れた跳躍力で魅せるパワープレーと、真っ赤な髪でそう呼ばれるようになった。 まぁ、大我は本当にトラなんだけどな。 高度なパワープレー、テクニックが噂になっていつの間にか言われるようになったらしいけど、 誰が付けた名前か知らないが少し中二病くさい。そして、どこかのスポーツマンガっぽい。 今度の日曜に試合観に行ってやろ。

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