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第35話 逃亡

「へっ、本当にオマエは初なヤツだなぁ。こりゃ、初めてを散らすのが益々楽しみだ。それまで俺の子種はたーんと、蓄えておくとするか!」 大男は豪快に笑うと、自分の股間の物へと祐の手を導く。 「!!?」 祐は慌てて触れる寸前に手を素早く引っ込めた。 それを見て男はガハハッと高笑いをする。 「オマエの手には大きすぎるか」 布越しとはいえ、見た目で大きく脈打つぺニスを感じる。 先程までの行為で興奮したままなのだろう。 大きく膨らんでいる前に、祐は顔を青くして目を逸らす。 そんな様子に満足したのか大男は祐を抱える。 「風邪でもひかれちゃぁたまらんな。おいっ、さっきの村で掻っ払った服ねぇか?」 部下から白いワンピースを渡されると、祐に頭から被せる。 着替え終わってから直ぐ様男は用意した袋へ祐を押し込む。 祐の抵抗を無視して入れると、肩から担いだ。 「よしっ、出発だ!!」 男の合図で一行は歩き出した。

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