34 / 61
第35話 逃亡
「へっ、本当にオマエは初なヤツだなぁ。こりゃ、初めてを散らすのが益々楽しみだ。それまで俺の子種はたーんと、蓄えておくとするか!」
大男は豪快に笑うと、自分の股間の物へと祐の手を導く。
「!!?」
祐は慌てて触れる寸前に手を素早く引っ込めた。
それを見て男はガハハッと高笑いをする。
「オマエの手には大きすぎるか」
布越しとはいえ、見た目で大きく脈打つぺニスを感じる。
先程までの行為で興奮したままなのだろう。
大きく膨らんでいる前に、祐は顔を青くして目を逸らす。
そんな様子に満足したのか大男は祐を抱える。
「風邪でもひかれちゃぁたまらんな。おいっ、さっきの村で掻っ払った服ねぇか?」
部下から白いワンピースを渡されると、祐に頭から被せる。
着替え終わってから直ぐ様男は用意した袋へ祐を押し込む。
祐の抵抗を無視して入れると、肩から担いだ。
「よしっ、出発だ!!」
男の合図で一行は歩き出した。
ともだちにシェアしよう!