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第51話 管理

「精霊は、私達が世話をします。間違いがあっては一大事ですからね。お前達はいつも通りに」 アルゴは生真面目な声で淡々と言う。 その言葉に部下の男達が残念そうに、しおらしく返事をした。 皆、逞しい体つきをしてはいてもこのアルゴには逆らえない様だ。 各々、女達の腰を縄で縛ると、犬の様に引っ張って近くの茂みへと連れて行った。 「さて、あなたも行きますよ。時間は限られているのですからね」 アルゴの部下が、祐の籠を開ける。 祐も同様に腰を縛られて籠から出されると、他の女達とは別に簡易式と思われる円いテントの中へと連れて入られる。 そこは祐、アルゴ、アルゴの部下二人の四人が入っても余裕のある空間で、中央に穴がある。 何…どうすればいいんだろう…。 「さぁ、ここに排尿して下さい」 は? 祐の頭に疑問符が浮かんだ。 アルゴは今、何を言った?ここへオシッコをしろと言ったのか? 確かに探索の最中に、コッソリと茂みでして以降していない。 言われてみると、急に尿意を催してきてしまう。 しかし、男達がテントから出ていく様子は無い。 「お前は特別ですからね。茂みに行って万が一ヘビや虫に噛まれて命を落とす等の間違いがあっては困ります。さぁ、ここへ出しなさい」 アルゴは祐の背後に回ると、浅黒い指先でワンピースを捲る。 すると、段々と祐の太股から一番隠したい場所が露になっていく。 何をしようとしているのかが漸く分かった。

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