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第Ⅲ章 目醒めて

昌彦 出征前夜 ……キスで目覚めた夜更けのベッド 「は?俺、言ったよな」 自称・不可能を可能にする男は忘れている。 「そうだっけ?」 言った! 昌彦を逮捕した日、確かに! 「転属になるから、新しい住所で手紙書いてくれ」 「どこに?」 「広島だ」

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