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第50話

「どうして一人で出歩いてるんだ!それに俺に用事があったんじゃないのか? 俺がきずかなかったのは謝るが…なんでそんな所にいるんだよ。」 翔は歩きながら榊の声が聞けて嬉しかった。 「ごめん、あの、帰りに玄関行ったら、靴の上に手紙があったんだ…その手紙に18時に特別教室に来ないとあの事をバラすって書いてあって…それで…その…」 「なんで俺が帰るまで待てなかったんだ。何かあったらどうするんだ! 誠二から連絡もらって心配したんだぞ!」 「竜崎くんが?」 「ああ、お前の様子がおかしかったから知らせてくれたんだ。」 翔は二人に迷惑をかけてしまった事を悪く思い歩く速度も遅くなっていった。 「とにかくこのまま早く戻って来い。」 「わかった。ごめ…うわ!」 翔の叫び声の後通話が途切れた。 「翔?おい、どうした!翔!」 榊は携帯を握ったまま翔の元に急いだ。

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