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第56話

「あ〜腹いぱいだ!うまかった。」 榊は部屋に入るとすぐにベットに倒れた。 お腹をさすっている榊に翔は、 「食べてすぐ寝ると牛になるよ! 」 「俺は牛肉も好きだからいいんだよ」 「なんだよそれ?太ったら嫌いになっちゃうかもよ?」 「翔は太った俺は嫌いか?」 榊の声は悲しそうに聞こえた。 「そんな事ないよ!例え牛になっても好きだよ!」 翔は慌てて榊のそばに駆け寄った。 「夏目…僕そんなつもりで言ったわけじゃないんだ、僕は…うわぁ!」 榊は翔をベットに引き倒した。 「引っかかったな翔!俺は気にしてないよ。可愛い奴め!なんなら今から俺が牛になってるか確かめてみるか?」 榊は翔のパーカーに手を滑り込ませた。 「ちょっと!確認するのは夏目の身体でしょ!なんで僕が脱がされるの!」 いきなりの事で翔は自分が大変な事を言った事に気がつかない。 「そうだったな!じゃあ翔が俺を確認してくれ。」 そう言うと榊は上半身裸になった。 恥ずかしくて直視できない翔は横を向いた。 「なんだ?翔、ちゃんと確認するんだろ?」 榊はにっこり笑うとそのまま翔の上に覆いかぶさった。 「ちょっと…これじゃあ確認なんて…うんっ…」 榊のキスに翔の声は消されてしまった。 しっかりと抱きしめられて安堵と興奮を感じて翔は榊の背中に手をまわした。 榊の引き締まった身体に翔の芯は立ち上がってしまう。 翔は腰を榊の脚に擦り付けている。 無意識だろうがそんな翔の行動に榊は強く抱きしめて答えた。 「翔…今自分がしていることがわかるか?」 ぼんやりとしている翔にちょっと意地悪な問いかけをした。 「えっ…な…に…んっ…」 『やっぱりきずいてないか、教えてやるのは流石に可哀想だしこのままでいいか』 榊もされて嫌な気分じゃない、むしろこのままでいて欲しいくらいだった。 今夜はゆっくり翔を堪能しようと思った。

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