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第59話

翔の痛みも無くなったのか、翔自身も立ち上がり始めた。 榊は抽送を繰り返しながら翔自身に手を添えた。 優しく扱くと翔の中が緩く閉まり吐息混じりの声が聞こえた。 「翔、ごめんな、やっぱり止まれそうに無い!」 榊の苦悶の声に翔も自分に余裕がないことを伝える 「う…ん…僕も…もう…だ…め…んっ、いきそう…だ…から…」 翔の言葉を聞いて榊も動きを速くした。 「あぁ…いっちゃう!んっ」 翔が堪えきれずに先にいった、榊も翔の収縮に身を任せて果てた。 全身で息をしている翔の横に榊も横になり翔の額にかかった髪を梳いてやった。 「大丈夫か?」 翔は静かに頷いた。 「大丈夫だと思う。まだ夏目のが入っているみたいだけど…」 動くのも億劫で顔だけを榊に向けて答えた。 「動けるようになったら、風呂に入れてやるから少し休め」 榊はバスタブに湯を張りに行くために起き上がった。 『僕は動けないのに、なんで夏目は動けるんだよ!なんかずるい!』 そんな翔の心の声に感の良い榊は気付いた。 「体力がなさすぎるんだよ!」 「な!なんで考えてる事がわかるんだ!もっとずるい!」 榊はケラケラ笑いながらバスルームに向かった。

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