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第66話
翔からノートを受け取ると自分の机にポンと放り投げた。
「翔、あと何回残ってるんだ?」
翔は自分の机にある課題ノートを榊に見せながら
「今書いてるので終わりだよ。あと少しかな、もう頭の中が古典でいっぱいだよ」
榊は翔に近づくと耳元で囁いた。
「じゃぁ、その古典でいっぱいの頭を、俺でいっぱいにしてやるから早く終わらせな」
そして赤くなっている翔の頬に触れるだけのキスをした。
夕食の時間が始まって来ると廊下がますます騒がしくなってきた。
「俺たちも食べに行くか?」
課題も終わり、翔のベットで榊に抱かれていた翔は榊の胸に顔をうずめながらもう一度キスを強請った。
「もう一度キスしてくれたら行くよ…」
可愛くおねだりされて榊もまんざらじゃない。
「しまったな…こんな翔が見れるなら最後まですれば良かった」
翔が周りの音を気にしていたから、今は抱き合うのみで我慢していた榊は少し後悔した。
「ダメだよ!落ち着かないよ」
「わかってるってだからこうして我慢しただろ、でもキスはするんだ?」
意地悪く翔に問いかけると上目遣いで拗ねた翔の唇にキスをした。 んっと軽く声を出した翔に悪戯心で更に深くキスをした。
「んン…んぁ…夏目…」
翔が榊に腕を回してきた。もう少し煽ってみたかったが自分も我慢するのが辛くなるから声をかけた。
「いいのか?夕食行かなくて?」
榊の言葉にしまったっという顔をして翔が目を開けた。
「ダメ…ここ迄にする…」
翔の髪を撫でながら、残念と答える榊を翔は睨んだ。
「じゃあ、翔が落ち着いたら行きますか」
そういうと翔を抱き起こした。 些細なキスでも翔の身体は反応していた、まさか榊にばれているとは思わず顔を赤らめて頷いた。
『なんて、節操なしな僕なんだ…』
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