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第3話

「────…てことなんですよ」 「あ、あぁ。急に改めるなよ。んで、その子を預かることに、ね」 じっ、と晴ちゃんを見つめるこいつに当然彼女は慌てるわけで…何やってんだこいつは。 「っ…あの、すみません…」 「……ふは、怒ってないよ。頑張ったね、晴ちゃんって呼んでいいかな?俺は雅」 雅によってポンポン、と撫でられた頭。 大きく見開かれた彼女の瞳に涙が滲む。 「……はいっ!!」 そう言って彼女は笑顔で大きく頷いた… え、まってまって、可愛いだろ…俺には見せたことないんだけどえ…コイツ、俺より先に…ズリぃ。 「まさどうした…?」 「……別に」 「何怒ってる」 「怒ってない。そうだ、晴ちゃんご飯、食べよっか」 「はい、入れますね!」 「っ…う、うん。」 パタパタとキッチンへ走っていく天使のような少女…待って、笑ってくれた。 「…ぇ、まさお前すげぇ顔してる」 「いっとけ」 今俺は最上級に顔が緩んでるだろうな…いやでもあそこまでハッキリと笑ったのは初めてだから仕方ないだろ… たとえこいつのおかげでもな!? 「…今回だけはお前に感謝してやろう」 「上からかよ」 ふは、と軽く吹いたこいつに汚い、とだけ言っておいた。 連れてきてよかったかもしんね、笑顔見れたから ──────────── お風呂に入っておいで、と彼女を風呂場へ行かせたあと、俺たちは自然とソファーへと腰を沈めた 「…んで、お前どうするんあの子」 「どうするって…育てるしかないだろ」 「育てれるのか。」 「…そりゃ知識はないけど。半分だけでも俺の妹なわけで。」 「…へー」 へーってなんなんだよこいつ。やっぱりダメ出しのために来たのか。 「お前それ以上言うなら帰れよ」 「まぁまぁ、まてって……お前一人に任せるのは心配なんだよ」 「お前はほんとに俺の母親かなんかか…」 思わず殴りたいと思ってしまった…落ち着こう。 「よし、じゃあこうしよう。俺もいれば困らないよな?2人で面倒見ればいいじゃん」 「無視かよ!……って、は?…いやいやなんでお前も入るんだよ」 「まさがロリコンにならないようにするため」 「なんねぇーよアホ」 即答で返してやったのにはいはい、と流された。殺意沸くぞ… 「てことで明日から俺もこちらに通ったり泊まったりするということで」 「何勝手に決めてるんだよ…はぁ…もういいよ」

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