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土曜日、昼。
うおおおおお!
何だかどきどきが止まらない!
そして怖い!
なんか怖い!
ど、どうしよう、女子高潜入したの本格的に怒られたらどうしよう。
い、いや、でも向こうだって俺と取調室みたいな面接室でえっちしたし!?
俺のこと怒れる立場じゃないよな!?
「ていうか会ってやっぱりえっちすんのかな!?」
独り言を大声でかますくらい妙なハイテンションになって会う前から疲れてきた。
落ち着かなきゃ。
マンガでも読も。
だけど当然、集中できなくて。
中学、高校で、お前にはむりだやめとけって友達に散々言われながらモテ女子に告って、玉砕した過去を持つ俺。
ハイハイ、紛れもない童貞でーす。
この間までぴゅあっぴゅあでしたー。
『えろ過ぎだな、佐藤』
初めてえっちした相手・まさかの男前体育教師の緒方。
どんな顔して再会すればいいのか迷うところだ。
……あれ?
……この場合、俺、女装してった方がいーの?
ピロリーン
「うぎゃぁッ」
自分の部屋でベッドに寝転んでモヤモヤしていたら通知音が。
妙な緊張感に襲われて、ごくっと息を呑んで、メッセージを確認してみた。
緒方からだった。
待ち合わせ場所と時間が指定されていた。
やばいやばい、パない、この動悸、マラソン走ったときみたい。
ど、どうしよ、どうしよう、服どうしよう!!
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