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「えらくでかい独り言だったな」 「わ、忘れ物でしょーか」 「今日は創立記念日で休みだ」 「……は?」 「毎年休んでるだろ」 「そんなん覚えてねーし。ぜんっぜん聞いてねーし。つーかなんでチャイム鳴らさないの、忍び足で入ってくんの」 出しっぱなしにしていた水で泡だらけの食器をすすぐ。 「泥棒みてー」 「ひでぇ言い草だな」 「つーかじゃあなんでさっき普通に出てったの、学校ないのに、意味わかんね」 「コーイチ」 まだ泡塗れの食器が残っている中、俺はじろっと横に立つ巽を睨んだ。 巽は片手にちっちゃな箱を持っていた。 水ジャージャー流しっぱにして、頬に洗剤泡くっつけた、ゴム手袋したままの俺に、ちっちゃな箱、差し出してきた。 「小市が生まれて五年。俺とお前が一緒になって×年。そうだな?」 巽は水を止めて、俺の頬にくっついていた泡を親指で拭って、ゴム手袋を片手で一つずつ外して。 そのちっちゃな箱を俺に手渡した。 「遅くなった、コーイチ」 ちっちゃな箱の中身に、俺、思わず……ガチで泣いちゃった。 「で。さっき言ってた、えろい香水つけたどえろい女っていうのは何の話だ」 「ふぁぁ……ったちゅみ、ひゃ……っ」 「スケベ、とかも言ってたな」 無造作に閉じた寝室のカーテン。 細い隙間ができて日の光が差し込んでる。 ベッドでニーソしか身につけてない俺にぴったり覆いかぶさった全裸の巽。 デカチン、午前中からINしちゃってます。 めちゃくちゃ逞しく勃起したダンナ様と朝セックスしちゃってます。 俺のチンコまでもうビンビンです。 「お前、浮気してねぇだろうな、コーイチ」 「は……ッはぁぁぁッ!?」 久し振りにすっごい奥、グリグリ小突かれて涙目だった俺、ありえねー発言にブチッ。 「違ぇもんッ、巽さんが毎晩遅いからッ、いっつも香水の匂いすっから……ッ巽さんが浮気してると思ってたんだよッ!?」 「ッ……大声出すな、締まる」 あんあんめそめそする俺に巽は苦笑して、頭、撫でてくれた。 「あれか……接客してくれた店員の匂いが移ったんだな。キツイとは思ってたが」 あ。そっか。 巽、ずっと同じ店で探してたんだ。 一日じゃ決めらんなくて、店員の匂いが移っちゃうくらい、説明いっぱい聞いて、どれにしようか迷ってたんだ。 俺へのサプライズのために。 「ッッ……だから締めるな、でる」 「ッッッ、だ、だしてぇ……たちゅみひゃんの、熱ぃの、今すぐほしぃ……」 昔と変わんない、引き締まった男前な体に両腕も両足も絡ませて、もう堪んなくって、自分から腰振っておねだりした。 「お前が一番スケベだ」 あ。でも。 つけてない。 今、俺達、生でシちゃってる……。 「二人目……か」 「ッ……小市に、弟か妹……できたら……小市、きっと喜ぶよ……? 俺だって、もちろん……すげー嬉しい……ッ」 「コーイチ」 奥の奥、雄膣のいっちばん奥、久し振りでキツくなってたトコに巽のペニスがぐさっっっと挿入ってきた。 「ゃあぁンっっっ」 ま、まだお昼にもなってないのにぃ……だされちゃぅ……俺のナカで、巽、めっちゃくちゃ久し振りに……ナマでいっちゃぅ……。 「あッあッあッ……たちゅみひゃん、いってぇ……? 俺んナカで、いっぱぃ、いっぱぃ、いって……!」 「コーイチ、お前は……?」 「お、俺もいくぅ……ッいっしょ……いっぱぃ、ッ、ンやぁぁッ、久し振りなのに、ぃッ、こんな奥ばっか……激しッ……ほんといっちゃぅ……ッ、ッ、ッ、ッ、たちゅみひゃぁぁん……ッッ」 俺だけのダンナ様。 疑ってごめんね? 「おかえり、小市」 「あーーーったつみだっ(*´∇`*)」 「俺もいるじゃん、小市め、このやろー」 「あっ。なーに? これなーに? キラキラしてるー」 「テヘヘヘヘ」 「おいしそーーーあーーーん(*´□`*)」 「ぎゃーーーーーッ!だめッこらッお願いやめて小市ーーーーッ!」 「指輪は食べ物じゃない、めっ、だぞ、小市」

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