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その夜のこと。 一人えっちをばっちり目撃されて、最悪、死にたい、最もらしい自己否定やら自己嫌悪に陥っていたコーイチであったが。 いつものように極上もふもふに包まれて、情けないことに、昼に中断したせいなのか尋常でないムラムラに襲われて。 「ふーー……っふーーーー……っ」 暗闇の中、ベッドでもふもふにしがみついて、我慢できずにシてしまった。 ゆっくり上下するもふもふ腹に顔を埋めて、寝間着ランジェリーを大胆に乱し、シコシコっ、どぴゅっ、してしまった。 ご主人様の言う通り、俺、やっぱりエロメイドみたいです……。 翌朝、目覚めるとベッドに巽の姿はなく、ビリビリメイド服に着替えて恐る恐る階下に向かってみれば、キッチンで朝食を今か今かと待ち構えている狼ご主人様の姿が。 「あわわ、すぐ準備します!」 貯蔵室に保管されていた肉塊を大皿にがっつり盛って差し出せばガツガツ食べ始める。 普段と変わらない巽にコーイチは内心ほっと一息ついた。 ご主人様、俺がシちゃってたの、気づいてねーみたい。 いつも通りな巽に一安心したコーイチは……その日からすっかり癖づいてしまった。 「ん、ん、ん……っ」 夜、同衾している巽の極上もふもふに頬擦りし、股間に差し込んだ利き手で夜な夜なシコシコ。 「はぁ……っ……っ……!」 狼ご主人様の匂いに溺れながら不埒な手で偽メイドペニスをめいっぱいしごき尽くした。 「はい、昼ごはんです」 「グルルルル」 そうして日中はお互い、いつも通りに振る舞って、何事もない平穏な日々を送った。 そして。 月は満ちる。 「てめぇ、どれだけ人のこと飢えさせるつもりだ、この偽エロメイドが」

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