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「やっやっやだっだめっ、やだーーーーっ!」 一生懸命足を閉じようとするコーイチだが、自分よりかなり上背のある体育教師の巽にいとも簡単に割り込まれ、えっちな体勢に。 今度は真正面から至近距離で顔を突き合わせる羽目になった。 「弟よりよくしてやるって、そう言ったら、ノるか」 一回り近く年上で大人な巽と視線がばっちり合い、単純おばかなコーイチの胸は。 きゅぅーーーー……んと高鳴った。 「ゃ……ゃだ……」 「今、ぐらっときただろ」 「き、きてないもんっ」 「どうだか」 巽の大きな掌が剥き出しの太腿にあてがわれた。 コーイチはびくっと震える。 むにっと太腿のお肉を掴まれると、びくびくっと震える、素直すぎるおばか女装男子。 「やっやだっ! 触んなっ!」 巽はコーイチの言葉をスルーしてすべすべ太腿をむにむに揉む。 ミニプリーツスカートの中にまで滑り込んできた掌。 太腿から腰、お尻にかけて、もみもみむにむに一連の動作で揉みまくられた。 やばい。 このまま続けられたら、俺、まじでやばい。 緒方のお兄さんとやっちゃいそう。 でもお兄さん、俺のこと、女子って思ってるから。 そもそも緒方のこと裏切るわけには。 あああああ、なんかいろいろやばすぎるーーーー!! 「やだやだやだやだやだ!! 帰るーーーー!!」 不意打ちなるタイミングで真上に迫る巽を無我夢中で力いっぱいどんっと押したコーイチ。 彼との間に僅かに距離ができると、大慌てでベッドから降りて一目散に開きかけのドアへ向かおうとした。 しかしさすが体育教師、反射神経が優れている。 逃げかけたコーイチの手首を掴んで再びベッドに引き戻すと。 花柄ぼくさーぱんつ(男子仕様)越しにDKペニスをむにゅっと。 「!!!!!!!!」 「お前、コーイチだろ。弟のクラスメート。前に体育祭で見かけた」 「えっ!?」 「暇潰しで見に行ったら、えろそうなガキが女装して走って、こけたの、覚えてんだよ」 「や……っ、さ、わ、ん、な、ぁ……!」 「いつも女装して弟とやってんのか」

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