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「……え……ふぇぇ……?」 達したばかりのふわふわ頭では思考がまるで纏まらず、ぼんやりしているコーイチ、ぐるんと仰向けにされた。 やらしいえっちな姿が曝される。 いくつかボタンが吹っ飛んだブラウスは肌蹴て、タンクトップはたくし上げられて乳首モロ出し、履いたままのスカートはべろんと捲れていて。 芯をなくしたペニスがぴくんぴくん、お股のところで震えていた。 「え……あ、ちょ……っと……」 力が入らずにぼんやり状態から抜け出せないコーイチの両足が左右に大きく開かされた。 その間にやってきた巽。 ヒくくらいに聳え立ったデカチンの根元を固定し、弟汁がとろとろ滴る肉穴に、立派な頂をくっつけた。 「あ……だめ……ま……って……あ……あ……あ……っあっあっ……え、うそ……これ……はぃって……?」 ぼんやり状態からなかなか抜け出しきれないコーイチ。 でもデカチンにアナルをぬるぬる抉じ開けられているのはわかる、わかるのだが。 同級生彼氏と共に味わった絶頂が尾を引いて。 それが麻酔となって。 痛みはなくて。 ただ夢の中の出来事みたいに、甘い、気持ちいい、とろんとろん、みたいな。 「あん……ぁ……ぁ……ゃぁ……きもちぃぃ……」 「えろい顔」 巽はまた指先でコーイチの顔にかかっていた髪を払い、ぐっと腰を進めて上体を屈め、弟の恋人を間近に見下ろした。 「……っふ」 弟のえろ恋人のコーイチに巽は再びキスした。 「んむ……ぅ……んぅ……っふ……っぁ……っぁ」 ぬるぬる汁を散らしながらキスと共に開始された兄ピストン。 絶頂の余韻残るアナル奥に新たな刺激を生みつけられてコーイチは色っぽく身を捩じらせた。 なんかすっごく……きもちぃぃ……あたまんなかも、からだも、とろっとろになっちゃいそ……。 芯を失っていたはずのDKペニスが再び復活し、ぶるんぶるん、巽との間で反り返った。 巽は下半身を繋げたままコーイチを抱き上げた。 対面座位にし、反射的に縋りついてきたコーイチの腰を掴むと、上下左右に揺らめかせる。 未だ貪欲に蠢いているアナル奥でデカチンをヤラシクしごかせた。 「ぁぅ……ぉっきぃ……これぇ、ぉっきぃよぉ……」 「いいか、コーイチ」 聞き慣れた声よりも低い、巽の、成熟した声。 同級生彼氏のお兄さんとセックスしている自覚があんまりない、夢うつつのコーイチ、素直にこっくり頷いた。 システムデスクに着いた風邪気味の同級生彼氏本人がぶすっとした表情で眺めていることも、あんまり、わかっていない。 「おにゃかの底ぉ……熱ぃぃ……おちんぽで……とけちゃぅぅ……」

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