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「ほんとに戻していいのかよ」 開始されたライブのリハーサル。 ロッカールームにまで響くギターソロ、腹底を刺激するベースの低音。 「てか。戻してねぇし。戻すつもりもねぇけどな」 至近距離から睨んでくる緒方にビクビクドキドキしつつも懸命に睨み返していたコーイチは耳を疑った。 「う、嘘だぁ……別れたばっかで文化祭遊びにきたり、あんなくっついたり……できんの?」 「その程度の関係だったってことだろ」 「?」 「お互い、な。後腐れしねぇ薄っぺらい繋がり。その場の間に合わせ的な」 恐ろしくセーラー服が似合うクラスメートの女装男子から仄かに香るヘアクリームや化粧品の甘い香料。 これまでは鬱陶しいとすら思っていたのに。 コーイチからだともっと感じたくなる緒方。 「フェアじゃねぇよな」 コーイチはビクリと震えた。 足の間に割って入ってきた、股間に股間を堂々と押しつけてきたクラスメートの男前男子に一段と発熱した。 「柄じゃねぇよ」 不慣れな黒ストッキングと女子ランジェリーに締めつけられてジンジン疼いていたアソコに緒方のアレがグリグリ、グリグリ、グリグリ。 「ぅーーー……っ」 「ヨリ戻しても別にいいとか。俺に対してそんな上から目線、いつからできるようになったんだろうな」 「っ……別に上から目線のつもりじゃねーよ!」 カワユイ女装姿ながらも乱暴に言い返したコーイチではあったが。 グリグリ、きもちいい……っ。 なんかすべすべしたパンツにチンコすっげー擦れて、やばい、イイ……っ。 「ぅ、ぅ、う、ぅ、う……っ」 ロッカーに両手を容易く縫いつけられて身動きとれず、必死で横を向き、ぎゅうっと目を閉じて不埒な摩擦に耐えているコーイチに緒方は命じた。 「お前も夢中になれよ」 「ぅぅぅ……っ?」 「俺だけ夢中になるなんて面白くねぇ」 緒方、さっきから何言ってんの? 何が言いてーの? 「あっ」 また躊躇なく高校生にしてはご立派な激ブツを自らボロンした緒方、呆気にとられるコーイチの片足を無造作に持ち上げて腰を抱き寄せた。 より増した密着。 ヤラシク重なり合った股間同士。 捲り上げられたスカート下で半勃ちのペニスが黒ストッキングと女子ランジェリーを隔ててコーイチのペニスに激しく小刻みに擦り寄ってきた。 「わわわわわっ」 「わわわわわっ、じゃねぇよ……もっとマシな声出せよ、バカが」 背後のロッカーに押しつけられた上半身、下半身は緒方にがっちり支えられて、片足立ちであるもののバランスがとれているコーイチはぐっっっと唇を噛んだ。 誰がマシな声なんか出すかバーーーーカ!

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