191 / 241

35-9

ざらざらしたストッキング。 テント状に小高くなったラブリーなランジェリー。 すっかり勃起しきったペニスで何度も何度もフロントを擦り上げられる。 窮屈な女子アイテムの下で同じく勃起しているのは明らかで。 病みつきになりそうな濃厚摩擦に、学校内の束の間の死角というシチュエーションに、下半身のみならず心も昂ぶってくる。 「は、ぅ、ぅ……っやだ……っぁぅぅ……っ」 我慢できずにどうしても声が洩れる。 どんどん激しさを増していく濃厚摩擦にペニスもどんどん硬くなっていく。 「マシな声……ちゃんと出んじゃねぇか」 「お、緒方がっ……こんなえろいことするから……っんん……チンコぉ……むずむずしちゃ……っ」 「そーいう声……思い出してた……」 「っ……ふぇ……?」 「保健室でのアレ、思い出して……ヌいた……何回も」 険しげに眉根を寄せてリズミカルに腰を振り続ける緒方の思いも寄らなかった告白に、コーイチは、心身ともにビリビリ痺れた。 「お……おれもぉ……」 「ッ……おれも、何だよ、ちゃんと言え」 「っ……い……いっぱぃ……何回も……おなにーしたっ……お、お前の声ヤラシすぎるのが悪い……っえろい顔するのが悪い……っ……ひゃ……っ?」 すり、と緒方が耳元に擦り寄ってきた。 すでにガマン汁を滴らせてヌルヌル感満載の濃厚摩擦に励みつつ、満遍なく火照った耳たぶに歯を立てる寸前、囁いた。 「お前に言われたくねぇ」 がぷっっっ 「やんっっっ」 持ち上げられた太腿をビクビクさせてコーイチは思わず甘い嬌声を上げた。 自分からも緒方にしがみついて、へたっぴながらも華奢な腰を前後にふりふり、スケベな擦り合いっこに没頭した。 「ぃっちゃぅぅ……っぃっちゃぅよぉ、緒方ぁ……っ」 「お前……すげぇ甘い匂い……」 「かっかぐなぁ~~……っぁっぁっぁっ……チンコきもちぃっ……緒方ぁっ……コレきもちいっ……緒方のデカチンと擦れんの、きンもちぃ……っ」 「ッ……いきなり……全開で甘えてくんな、バカ……ッ」 がぶっっっ 「あんっっっ」 首筋に噛みつかれてコーイチは激甘ゾクゾクに背筋を貫かれた。 柔い肌に浅く食いこむ歯列の痛みに、一向に勢いの衰えない擦り合いっこに、とうとう……。 黒ストッキング+女子ランジェリーの下で感極まった童貞ペニス。 続けざまに……同じく絶頂した非童貞優良ペニス。 十代思春期よろしく濃密スペルマがたっぷり迸った。 黒ストッキング+女子ランジェリー上に。 「あ、あ、あ~~~……っ」 「ッ……はあ……ッ」 「ぅぅぅっ……耳元で喘ぐなぁっ……で、ですぎっ……こんなんっ……洗っても返せなくなんじゃんっ……ひっ、まだビクビクして……っもうだすなぁっ……!」 「ん……むり……つぅか……一回履いたの、洗ったからって返すなよ……ありがた迷惑だろ……」 「うわ、ぁ……まだでて……っだって……いらねぇもん……っこんなモン、もう二度と履かねーもんっ……女装なんかしねーもん!」 「……なんでだよ……似合ってんだろ」 「さっきバカにして脱がそうとしただろ!」 シュシュが外れかけて乱れたコーイチの髪、しかし涙目ながらもメークは崩れず、むしろ血色がよくなってツヤツヤ感に富んだほっぺた。 緒方は目の前で色っぽくハァハァしていた唇にキスした。 熱を溜め込んで温くなっていた口内を気が済むまで舌先で引っ掻き回した。 「ん……ぷ……っんっんっんっ……っ……っ……っ」 なんだよこれぇ。 この間より……ぜんっぜん……深ぃぃ……息できな……。 これでもかと紡がれる水音。 さらに火照っていく口内。 そうしてやっと離れた唇。 名残惜しげに透明な糸が連なった。 「……んで……こんなことすんの……? ここまで……コーフンすんの……?」 唾液で濡れそぼった唇がたどたどしく動くのを見つめていた緒方は。 潤んだ双眸で伏し目がちに見上げてくるコーイチにポツンと答えた。 「お前が一番可愛いからだろ」

ともだちにシェアしよう!