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11-5
巽は……デカチンだった。
「あ、ぃたぃよぉ……ッん……んくぅッ……ん……!」
びくびく怯える俺の初使用アナル、硬く張り詰めたデカチン訪問に最初は緊張気味に戸惑っていたけれど。
成りはごつくて凄まじい、でも焦らずゆっくり馴染もうと緩やかな抽挿を繰り返す、意外にも優しい彼に次第に打ち解けて……警戒を解いていって……。
「んやぁんっぁっぁっ……ふにゃ……っんにゃぁぁっぁっ……ぁっ……」
感じちゃう。
お尻で、俺、すっげー感じてる。
巽とセックスして、きもちいいって、体も心もよろこんでる。
「巽さぁん……俺のからだぁ……えっちになってるぅ……」
「もっとえろくしてやる」
「ぁ……っ!奥、ぅ……!っぁっぁっぁっ!」
奥までたっぷり突き上げられた。
ほんとにぜんぶなにもかも濡れちゃいそ。
巽でびちょびちょになっちゃう……。
激しく揺さぶられてアナルのすっごく奥にデカチンの頭がごりごり擦りつけられる、すごぃ、全身バラバラになっちゃいそーで、ちょっとこわい。
巽に縋りつきたいけれど、手錠が邪魔で、うまくしがみつけない。
「巽ひゃぁ……っあぅぅぅっ……巽ひゃぁんっ」
巽、俺の不安に気づいたみたい。
そしたらさ。
動き、緩めて、でも止めないで俺のことゆっくり突きながら、さ。
鍵、胸元から取り出して。
手錠、外したんだ。
「悪ぃな、嘘ついて」
俺が「なんで?」も言えずに涙目で見つめていたら巽は唇にキスしながら教えてくれた。
「てめぇの話聞いて、少しでも元の世界に戻りづらくなるよう、枷になる重石として、な……ガキみてぇな女々しい嘘、俺につかせやがって。何もかもお前のせいだ、コーイチ」
もうやだ、死んじゃう。
こわれちゃう。
「っ……あのね、巽さん、聞いて……っ聞いてくれる?」
「なんだ」
「助けてくれて……っありが、と、ぉ……俺のこと、この世界で見つけてくれて……俺、きっと、巽さんと出会うため、ここに……っぁ、やらぁっ、らめぇっ……あっ……き、きちゃぅ……! そんな突いちゃ……っあっ!あっ!あっ!あっ!」
俺、ぎゅぅぅぅぅって全力で巽のこと抱きしめた。
巽も俺のこと力強く抱きしめてくれた。
巽、ずっと離さないでね。
俺もずーーーっと離さないからね!!
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