「泣くなよ」 「……やだ、泣く」 「どうしたら泣き止む？」 「……かわいい靴買ってください」 「わかった」 「……あと、かわいいワンピース買ってください」 「わかった」 「……おいしいごはんください」 「わかった」 「……ちゅー、して、ください」 服着たままな巽にごろごろしていたら、くいっと顎を持ち上げられて、ちゅって。 ぬるぬるって、舌がはいってきて。 ゆっくり、優しく、慰められた。 はぁ…………とけそ…………。 「んっんっんっんっんっんっ」 デカチンでアナルの奥をグリグリされる。 ローションでぬるぬるなチンコをシコシコされる。 めちゃくちゃキスされる。 途中で、ピストンに集中したかったのか、巽が上半身を起こして離れかけたら。 両腕を伸ばして口にはしないで「もっともっと」っておねだりして、巽のこと、腕の中に引き止めた。 「んぅ……ン……ン……っっ」 「……コーイチ……」 「っ……もぉ、俺……バイブいらなぃ……ったちゅみひゃんの、デカチンポだけで……っいい……っっ」 「うるせぇ」 小さく笑った巽に一番奥まで。 「んっ、やらぁっ、奥、とけそ、ぉ……ぃぃよぉ……っ……ねー……たちゅみひゃん……」 「なんだよ……」 「ちゅー……くださぃ」 俺の両腕に収まってくれてる巽とキスしまくった。 唇も、繋がってるとこも、ぜーんぶとけそーだ。 巽の熱でとけて、巽のキスで、また蘇生されて。 「お前のこと二度も泣かせたな……ごめんな」 もっともっとずっとずっと。 恋しくなってしまう。 晩ごはんはカレー屋さんでテイクアウトして巽んちでのんびり食べた。 「エビキーマカレー、一口ちょーだいっ」 「零すなよ。あとここについてんぞ」 「俺のラッシー飲むっ？」 「それ、えろい意味か」 「ッッ！？　違ぇし！？　お、おっさんみたい！　そーやって何でも下ネタにとるの、おっさん！」 「うるせぇ、未成年」 ぶかぶかなシャツ着て変な柄のステテコ履いて喚く俺のスッピンほっぺたを紙ナプキンで拭いてくれた巽。 「巽さん、夏休みどこ行く？」 「お前が決めろ」 「わーい」 「またついてんぞ」 「借りてきたＤＶＤ、最初どれ見よーっ」 「俺のシャツにまでついてんじゃねぇか」 「ほんとだーテヘヘ！」 「テヘヘじゃねぇ」