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16-4
「その前にシャワー浴びたいんだろ」
「え、もういいよぉ……あっ!」
バスタブの縁に腰かけた巽は俺を背中抱きするとシャワーノズルを掴んだ。
そして、びしょ濡れワンピ越しに、俺の胸んあたりに、ぐっ、って、シャワーヘッドを押しつけてきた。
けっこーなシャワー水圧、ちょっと、痛い。
「ぃ、痛いよぉ」
俺が泣き言を洩らすと巽は水量を弱めにしてくれた。
わ、わ、わ……なんかくすぐったぃぃぃ。
でも、なんか、変、乳首、感じちゃぅぅ……。
「ッ、巽さぁ……ん」
「満喫しろよ、コーイチ」
「んっぅっ……こっこんなえろシャワープレイ、するつもりじゃ……っ」
「えろいこと好きだろうが」
絶妙な加減で流れ出るシャワー、ワンピ越しのちょうどいい刺激。
もうかたっぽの乳首にも押し当てられて、絶妙なシャワー刺激を集中的に浴びせられる。
「やぁぅ……っ……は……ッ」
すっげー感じる。
それに、巽、さっきからずっと太腿揉んでて、でも肝心の……チンコ、さわってくんない……。
シャワー、チンコに当てられたらどうなっちゃうんだろ。
「勃ってきたな」
すぐ耳元で巽の低い声音、これ、AV女優のエロボイスに匹敵する、いや、かるーく超える、下半身に直結する。
「どうする、止めるか、シャワー」
「あっ俺ぇ……巽さぁん……」
「どうする、コーイチ」
「あ……当ててぇ……」
「どこに」
「俺のチンコに……っシャワー、当てて……っ?」
自分でするんじゃなくて、巽がしてるから、こんなに感じるんだろう。
巽だから、巽じゃないと、きっとこんな感じない……。
「……~~~ッッッ!!」
「シャワーにも感じんのか、てめぇは」
「ぁっぅ~~ッ……ッシャワー……っチンコあたって……ぃぃ~~……ッ」
「またえろいぱんつ履きやがって、家のどこに隠してんだ、これ」
「つっ机のっ、かっ鍵つき引き出しぃ……ぁぁぅぅ~……ッきもちぃぃ~ッ」
ネットで購入した、普段は鍵つき引き出しに仕舞われている小悪魔風えろぱんつ越し、チンコに絶妙なシャワー圧。
押しつけて、ぐりぐりされて、即フル勃起。
「ぁっぁっあっあっ」
「このままシャワーでいくか」
「やっぁ……いけないよぉ……たんなぃぃ……っ刺激、これじゃっ、たんなぃぃ~……っ」
そう、きもちいいことはきもちいいんだけど、勃つんだけど、決定打に欠けるっていうか。
やっぱり、やっぱり。
「巽さぁん……シャワーじゃなくて、俺ぇ……っ巽さんでいきたぁぃ……」
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