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城で開かれていた舞踏会は大盛況、ドレスや燕尾服の裾を優雅に翻して皆がダンスに興じている頃。
「あっ、んやっ、そんなっ、しちゃっ、またっ」
ランプが点る屋根裏部屋でコーイチは魔法使いにぐちゃぐちゃにされていた。
片足を肩に担がれ、お股全開になったところで、容赦ないデカチンがいい具合に解れてきたアナルをずんずん突いてきた。
すでに一度達していたとろとろペニスを一定の速度でリズミカルにしごかれる。
コーイチはビリビリ仰け反った。
純白ランジェリーを汗やえっちな雫で濡らして堪らなさそうに身悶えた。
「でちゃっ、またいっちゃぅ……っおちんちんいっちゃぅ……っ」
「いけよ、おら」
「やーーーーーッッッ……!」
「俺の恋人になるよな、コーイチ」
「あっ、あんっ、あっ、なっ、なっ、なるかーーーー……ッッ!!」
とろとろになりながらもなかなか強情なコーイチに魔法使いは。
ぐっと上体を前に倒し、より至近距離で濡れそぼった双眸をじっと見つめた。
「俺はこんなにお前のこと求めてるのにな」
「っ……っ……っ」
「出窓の向こうからずっと。お前を見てた。毎日愚痴りながら毎日家事をこなして、泣き寝入りしねぇお前が、この薄暗い屋根裏部屋でいつも眩しく見えた」
「っ……魔法使い、さん……そんなん反則、ぅ……あンっっ……!!」
全身をブルリと波打たせ、さらにとろとろになったコーイチに、魔法使いは告げた。
「俺は巽だ、コーイチ」
「……たちゅみ、ひゃぁん……」
「お前の恋人にしてくれよ」
魔法使いの巽に心から懇願されてコーイチは……誰よりも頼もしくて大好きな男にぎゅーーーーーーっと抱きついた。
「……たちゅみひゃん、しゅき……」
ようやく答えてくれたコーイチのおでこに巽はキスした。
「これで心おきなくベッドマナー、教えてやれる」
「うひ、ぃ……もぉ、なんもでなぃぃ……っあ、あ、ン……っ」
「俺がカラになるまで付き合ってもらうからな」
「……うひぃ~~……」
甘い悲鳴は魔法のタイムリミットを知らせる城の鐘の音と二重になって。
恋の天然魔法にかかったコーイチは甘い夜にたっぷり蕩けていくのだった……。
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