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33-4
「た、巽さんのせいじゃんッ……巽さんが俺のこと、こんな体にしたんだよッ」
ニットの中にも片方の手が滑り込んできて、膨れたお腹、優しくなぞられて。
もっと進んできたかと思えば、乳首、ふにふにって、やんわりやんわりつねられた。
「た、食べたばっかだよ……? それから、俺……ッスーパーでなんかシねーもん……っ」
服の内側でエロエロに動くスケベな両手にジンジンムラムラハァハァしながら、俺、真後ろに座る巽を見上げた。
「今まで、店のトイレで聞かれたり、カラオケで見られたりしたけど……もう、あんなん、絶対やだ……巽さんにしか聞かせたくねーもん……誰にも見せたくねーもん……俺のえろいとこ……」
「舌」
俺はキョトンした。
「舌、見せてみろ、さっき火傷しただろ」
股間でまだヤラシク動いてる手。
乳首をコスコスしてくる指先。
「っ……」
俺はおっかなびっくり口を開く。
鍋の後味が残ってる舌を、ちょこっと、突き出した。
「もっと」
……このエロ教師ぃぃ……。
「っ…………」
あっかんべーするみたいに、舌、いっぱい突き出したら。
乳首をいぢってた指でそっと摘ままれた。
「ふ」
「ん。赤くもなってねぇし。口内炎も大丈夫そうだな」
ずり、ずり、ぬる、ぬる
「ふっ……ふぁ、ぁ」
「痺れも引いたか?」
まだ舌の先っちょを摘まんでいる巽に、俺は、ふるふる首を左右に振ってみせた。
「ま、まだ……ひりひり、す、る」
応急処置ほしい、えろいやつ、さっきのよりもっとすげーやつ。
俺の欲求、巽は一発で見抜いてくれた。
摘ままれてジンジンしていた舌に、ねっとり、舌を擦りつけてきて。
残さず唇を味わうみたいなキスしてくれた。
あ。
巽が一番おいしい。
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