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どっくんどっくん、ちっちゃなはずの肉孔を貫通して粘膜壁内で荒々しく脈打っているデカブツに興奮しつつも、コーイチは緒方の呟きを聞き逃さなかった。
そのとき。
ぶるぶる痙攣中のお尻に新たにぺちぺち触れた、生ペニスの感触。
「へっ?」
すでに弟ペニスでみっちり埋まっている肉孔、そこへ無謀にもぐりぐりぐりぐり侵入してこようとする兄ペニス。
「えっ!ちょっ!ええええっ?まっ待って……」
いきなりの展開に動揺しているコーイチを余所に、巽は、ぷるつや尻の肉をぎゅっと鷲掴み、さらに左右へぐっと押し開いた。
自身の唾液を馴染ませたペニスを再び結合部に押し当ててくる……。
「ひゃっぁぁっあああああーーーー…………!!!!!!」
コーイチ、高校三年生にして二輪挿しの刑に。
その瞬間、ドライで絶頂。
限界の限界までアナルを大拡張された兄弟ペニスの同時挿入に、全身びっくんびっくん。
お股でカウパーぬるぬるなペニスを上向かせたまま達した。
「んや……っやぁぁぁぁ……っあうっ……あぅぅ……っ巽ひゃぁ……っあうっ」
「……いったのかよ、コーイチ……さすがセックス好きだな」
みぢみぢみぢみぢ押し上げられる粘膜壁、挿入され感、パない。
自分のなかで兄弟ペニスが荒々しく息をしているのが否応なしに骨身に伝わってくる。
「はぅ……っはうう……っぁっやっゃあっぁぁ、ぁあ、ぁ、あっ……!!」
巽が動き出した。
先ほどまでのような切れはないが、しっかり重く突いてくる。
粘膜壁の狭間で兄弟ペニスが擦れ合った。
猛烈な摩擦刺激にコーイチは堪らず悲鳴を上げる。
「やぁぁぁーーーー!! こっ壊れちゃうっほんと壊れるーーーー……!!」
「……そん時は俺も一緒に壊れてやる、コーイチ」
ぶわりと湧き出た涙と止め処ないよだれで顔を汚していたコーイチ。
今は顔が見えない巽の言葉に、どうしようもなく、今以上に、疼いた。
「っ、巽ひゃ……」
「……やっぱ淫乱、てめぇ」
今度は真下から思い切り突き上げられた。
全身を引き攣らせたコーイチ、そのペニスからびゅくびゅく放たれた白濁飛沫。
緒方の腹や胸に派手に飛び散った。
「やっ!やらぁ!だめ!うごいちゃらめぇ!両方ぉいっしょにうごくなーーーー!!!!」
「知るか……っ巽に突っ込まれていきやがって……ッてめぇ誰のモンなんだよっ」
「おっ……緒方のモンだよぉ……俺……っ」
「巽になびいてんじゃねぇかッ」
「っ……3Pするから悪いんだよぉ!」
「巽より俺に感じろっつぅんだよ!」
「っ、!んむむむむ!!」
がむしゃらにキスされ、緒方からもお尻をぐにっと掴まれて、粘膜壁を擦り上げられた。
おらおら兄弟ピストンにコーイチは泣き喚くのと同時にいき狂った。
お股に育つ鮮やか充血ペニスからコーイチ汁を飛ばし続け、真下にいる緒方の肌をぬるんぬるんに濡らして、二輪挿しプレイにギリギリのアヘ顔を連発した。
そんなアヘ顔になりながらもコーイチは思う。
素直じゃない、素直じゃない。
やきもち緒方、
嫌い、
好き、
大嫌い、
大好き、
大嫌い……。
「……緒方ぁぁぁ……好きぃ……」
「っ……かわいくねぇ……!」
やっぱばーか。
『ぐす……俺、かわいい?』
兄のスマホから自分のスマホに勝手に失敬した一つの動画。
自分の腕の中でえろい顔をしておなにーしているコーイチ。
「かわいくねぇよ、バカ」
周りに誰もいないのに、それでも素直になれない、困ったおらおら高校生君なのだった。
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