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高校生にしては小柄で華奢な体を捩じらせ、ベッドに仰向けになった三里は、それはそれは素晴らしい阿南の剛直に悦んだ。 「んんんん……好き、ぃ……先生の、おっきぃの、大好きぃ……あっあっあっ、こんな奥までっ……すごぃです……」 教室の片隅でいつも虚空を眺めている、目立たない、場合によっては半日一言も発しないことのある三里が。 うっとり声を上げる。 か細い両足を持ち上げて肩に担ぎ、屈曲位でアナルにペニスを出し()れしてやれば、薄っぺらなお腹を波打たせて、根元までキツく締めつけてきた。 「先生の精子ほしぃ……ほしぃです……僕の生お尻に先生の生精子……たくさん、いっぱい、くださぃ……っ」 女子めいた前下がり気味の黒髪を乱し、眼鏡をかけたまま澄んだ瞳を濡らして、三里は恥ずかしげもなく阿南に願った。 体育教師に見合った逞しい体、バスケ部顧問、身長百八十三センチの三十一歳、年がら年中黒短髪の阿南はその願いを叶えてやった。 ピストンのみに意識を集中させ、猛々しい肉食獣さながらに厚い腰を傲然と振った。 「あぁぁん……いくっ、いくぅっ……僕も射精()ちゃぅぅ……っ」 勢いよくアナル奥まで迸った精液に三里はガクガク痙攣し、すぐに彼も達した。 自分の薄っぺらなお腹や胸、緩んだ口元にまで白濁飛沫が飛び散った。 「はぁぁ……せんせぇ、しゅごぃ……せんせぇ、きもちぃぃ…………」 阿南が何度かしぶとく腰を振り立てれば、シーツに片頬を擦らせて満足そうに表情を蕩けさせる。 間もなくしてお尻奥から白濁の糸を引いてペニスが引き抜かれた。 「……先生?」 阿南がベッドから腰を上げたので、三里は、急に心細さを覚えて呼びかけた。 「今日、もう終わり……あ、トイレかぁ……」 まだ熱い時間が続くことにほっとしつつトイレへ行きかけた阿南を再び呼び止める。 「僕のお口でおしっこしてもいいですよ、阿南先生」

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