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2-修学旅行のおみやげは八つ橋

体育教師の阿南はセックス依存症の生徒、三里とセフレ関係にある。 「ぁっぁっぁっぁっぁ」 今だって、昼休みの教員用トイレの個室にて性的関係を築いている最中だった。 小柄な三里を持ち上げるようにして、仕切りの壁に背中から押しつけ、いわゆる駅弁という体位で貪欲なアナルにペニスで何度も餌付けする。 ズボンとパンツを膝に引っ掛けたままの三里には、ついさっき、コンドームをつけた。 今朝、校門で抜き打ちの持ち物検査をしたとき、男子生徒から取り上げたのを尻ポケットにそのまま入れていて、互いの服が汚れないよう三里に装着してやったのだ。 そのとき。 誰かがトイレに入ってきた。 フードパーカーを羽織った阿南は特に動揺するでもなく動きを中断し、三里は眼鏡のレンズ奥で双眸をじわりと濡らした。 さらに、きつく、阿南を締めつけてくる。 扉のすぐ向こうに第三者がいることに興奮しているようだ。 薄い膜の内側で勃起したペニスはカウパーでとろとろになっている。 数分もしない間に第三者はトイレを出て行った。 阿南はすぐに中断していた動きを再開する。 「ふぁぁ……ぁぁん、せんせぇ……っ」 数分後、三里は阿南の欠片を喜んで飲み干した。 修学旅行の引率として阿南が一週間京都へ赴く際、三里は、告げた。 「一週間、誰にも股を開きません、僕」 「……別に俺に操を立てる必要はない」 「あと、オナニーもしません」 「……お前の好きにしろ」 高校生には到底見えない華奢な三里は首を縦に振る。 阿南は、三里に、念を押す。 「……調子が悪くなったら我慢するんじゃないぞ、三里」

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