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「ん……はふ……ぅ、ん……おいしぃ……んっんっんっ……っ」 しっかりと長く太い指三本おしゃぶりに夢中になる三里。 まるでペニスを相手するように、唾液をたっぷり絡ませて卑猥な音を立て、根元までくわえ込んできたり。 「おいしぃ……先生の指ぃ、おいしぃ……」 しまいにはそんなことを口走って指しゃぶりに没頭する。 そんな生徒を阿南はずっと見下ろしていた。 「んっ」 指の腹で舌粘膜をなぞり、きゅっと摘まんでやれば、三里は声を詰まらせた。 表情を変えない阿南を上目遣いで見つめてくる。 見つめながら、生徒は、何と。 「……おい、三里」 恥ずかしげもなくその場でオナニーを始めた。 「んふぅ……先生の指ぃ……指ぃ、ぃ、ぃ……」 指にむしゃぶりつきながら、すでに勃起していた薄ピンクのペニスをしごきまくっている。 澄んだ双眸は年齢に不相応な色気に満ちていて。 少し伸びた爪に、かりっと、歯を立ててきた三里を。 阿南は少々乱暴に引き剥がした。 「隣に響くから、声、出すな」 自ら制服を乱していた三里の上体をベッドにうつ伏せに押しつけ、床に膝を突かせる。 火照り始めていた熱源を取り出し、自身の唾液を馴染ませた掌でしごいて完全に勃たせると、子供じみた丸みのある柔らかなお尻を鷲掴みにする。 「ひゃ…………!!」 そのまま阿南は三里の尻穴にペニスを突き入れた。 意外ときつい粘膜の狭間を勢いで抉じ開け、深々と亀頭を呑み込ませる。 全体的に柔らかそうな三里の肢体がぴくぴくと痙攣した。 シーツをぎゅっと手繰り寄せ、顔を埋め、言われた通り声を我慢しているようだ。 健気に堪える三里の悶絶を見下ろしながら阿南はセックスを始めた。 跡が残りそうなくらい尻たぶをぐっと握り締め、種づけを目的とするように、厚い腰を容赦なく振っては肉穴に深く浅く抽挿する。 「ぁ……ゃ、ぁ……っぁ……」 突如として開始された濃厚ピストンに三里の堪えきれない声音が唇から滲み始めた。 「んぁぁん……声ぇ……っ我慢できなぃ……あぁんっ……おっきぃ……せんせぇのおちんぽぉ……おっきぃ、ぃ、ぃ……!」 隣にいくら声が響こうとも、本当は、問題ないのだ。 隣は空き部屋なのだから。

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