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「んはぁっ……きっ、きもちぃぃ……なかぁ……っきもちぃぃ……」
さらさらした前下がり気味の黒髪を振り乱して三里は喘ぐ。
阿南は下半身がさらに貪欲に昂ぶるのを感じた。
繋がったまま、三里と共にベッドに乗り上がり、細い片腕を後ろ手に引っ張り上げ、興奮を高めるような傲慢な体位で、より激しい高速ピストンに突入した。
「あ…………ん!! やぁぁ~~~……!! ひゃぁぁぁっっ!! きもちひぃぃ!! あっあっあっ!!!! っっっ!!!! やぁぁ…………にゃかぁ…………いっぱぁぁぃぃ…………」
呼吸も忘れて三里の奥に射精した阿南は、やっと、一息ついた。
獣じみた低い吐息を喉奥から洩らすと、三里が覚束ない視線を背後に寄越してきた。
「先生……たまってたの……?」
「……」
「いっぱぃ……僕に……きてます」
ぜぇんぶ、先生の精子、出していいよ?
ぜぇんぶ、僕のなかにちょぉだぃ……?
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