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いきなり背後から抱きすくめられた。 驚く暇もなく、次の瞬間、三里は阿南の膝上に乗せられていた。 〈せ、せんせ?〉 背後に座る阿南の顔を確認する暇もなかった。 ついさっきまで口にしていた教師ペニスがぷっくり盛り上がったアナルに触れたかと思うと。 そのまま、ぐぐぐっと、ナカへ挿入ってきた。 〈ッッッーーーー…………!?〉 危うく出そうになった悲鳴を三里は寸でのところで我慢した。 は、はいってきてる……。 映画館で、阿南先生のおちんちん、いきなり……。 〈せ、せんせぇ、待って……む、むり、むりです〉 正面に広がるスクリーンの光景など頭にちっとも入ってこない。 みちみちと肉壁を押し上げて、さらに奥へ突き進んでこようとする青筋ペニスに、三里はぶわりと発汗した。 〈やっ先生……っだめ、これ、だめ……っ〉 阿南は返事をしなかった。 代わりに、根元まで、三里のアナルに肉棒を突き立てた。 「あん…………ッ」 慌てて三里は自分の口元を両手で覆う。 制服ズボンやパンツが膝に引っ掛かったままで足は閉じた状態、当然、靴も履いている。 ジーンズの前だけ寛げてペニスを出している阿南は。 三里の華奢な体を揺さぶった。 左右に、前後に。 足が閉じられているため、いつもより狭く感じられる肉穴を青筋ペニスで存分に貪った。 阿南の無茶なピストンに三里はぶるぶる仰け反った。 〈やらぁ……せんせぇ……っ声、出ちゃう、これ……っ〉 すると。 阿南は自分の片手で三里の口元を覆った。 紅潮した小顔のほぼ半分が大きな手に隠される。 三里を揺さぶり、自身も器用に腰を突き動かし、阿南は公共の場における着衣セックスで生徒を黙々と追い込んだ。 硬く閉じられていた唇を割って、口内に指を二本滑り込ませれば、三里はすぐにしゃぶりついてきた。 「ふ……ッふ……ッふ……ッ」 鼻から声を逃がして前方の客に一生懸命気づかれないようにしている。 さっき射精したペニスはもう勃起し、とろとろと白濁蜜を漏らしていた。 茂みでざらつく下腹部に滑々したお尻が擦れて気持ちいい。 三里は三里で、ざらざらした叢の感触がお尻に触れる度にきゅんきゅんナカを締まらせていた。 〈あん……ぼく、またぁ……いっちゃぅ、ぅ……〉 阿南もこのシチュエーションに速やかに追い込まれていた。 周囲にばれてはいけない、そんな意識の枷のもどかしさを解消させるかのように、もっと激しく三里の肉穴にペニスを打ちつけた。 阿南の膝上でぐらぐらしていた三里はつんのめるように前のシートにしがみついた。 映画は被害者達の断末魔の嵐。 その隙を狙って阿南は残酷に加速した。 「ぁ……っあぁぁん……っふぅぅぅっ……ぅぁっらめぇっ……ぃ……っぃくぅ……ぃっちゃぅぅぅ……っ……!……!……!」 三里は生徒ペニスから先程よりもたっぷり白濁を飛散させた。 肉穴が悶々と収縮し、阿南も、続けて後を追う。 〈……あぅ……っぁ……せ、せんせ……なか、いっぱぁぁぃぃ……っ……〉 がくがく小鹿のように震えながらも、三里は、阿南で満たされ行く自身の胎底にとろりと笑った。 「初めてです」 「なにがだ」 「映画館の中で突っ込まれたの」 夜中のラーメン屋。 汚れたセーターを捨て、阿南のフードパーカーを羽織った三里はラーメンをはふはふ食べながら言う。 「先生って実は露出狂ですか?」 「違う」 「じゃあ色情狂?」 「……お前、意味わかってるのか」 あんまり知らないけどえろい言葉でしょ? そう言ってまたはふはふラーメンを食べる。 袖がぶかぶかしていて食べづらそうだ。 肩を竦めた阿南は三里の曇っていた眼鏡レンズをトレーナーの袖で拭いてやるのだった。

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