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「外すか」 白目を剥きかけていた三里の眼球がぐるんと回った。 焦点を取り戻し、霞んだ双眸で、阿南を見つめてくる。 「ん……いいの……狼さんの好きにして……好きなよぉに……僕のこと食べ散らかして……?」 ふふっと笑う三里を阿南は抱き起こした。 容易に対面座位にして膝上に抱っこすると、涎まみれの唇を、食べた。 阿南が三里の唇を貪る音色がしばし静かな水辺に響いた。 時に細腰を掴むと前後上下左右に揺らめかせる。 リボンで縛られて充血したペニスの先っちょを指の腹でいじくる。 「ふんぅぅぅん……っっ」 三里の捩れた声すら阿南は逃さなかった。 吐息も、唾液も、奪う。 零れ落ちた涙も器用に舐め取った。 「あぁぁん…………狼さぁぁん…………」 自らも腰をくねらせて応える三里。 逞しい肩に小さな爪を立ててしがみつき、根元まで咥え込んだ肉棒を上下に出し入れさせた。 「んぁぁぅ……おしりぃ……やけどしちゃぃそぅ…………」 阿南は再び三里をゆっくり地面の上に寝かせた。 先ほどよりも華奢な両足をがばりと押し開くと小刻みなピストンを集中して送り込む。 そうしながら、リボンの結び目を、解いていく。 濡れそぼったリボンが外されるなり。 「いっちゃぅぅぅぅぅう…………っっっ」 びくびく跳ねるように震えた少年ペニスから精液が飛び散った。 アナルが入り口から奥まで、ぎゅうううううっっっと、締まる。 凄まじい勢いで締めつけてきた肉穴に向かって激しく突き上げ、阿南は、その奥に精液を注ぎ込んだ。 熱くざわめく粘膜が子種蜜でどんどん濡らされる……。 「あんっっ……みるく止まんなぃぃっっ……びゅーびゅーって、すっごぃ出てる……っんむむっ」 ぐいぐい腰に腰を押しつけて精液を出し切らせながら阿南はまた三里の唇を食べた。 三里は喜んで阿南に全てを差し出した。 「ん……狼さぁ……ん……もっと……もっと食べて…………」 「……ついてくるな、三里」 「えー? なぁに?」 「……聞こえただろ」 「ふふっ。だって、もう僕、狼さんの専用肉便器」 「やめろ、下品だ」 赤い服を翻してついてくる三里を阿南は肩越しに睨む。 三里は構わずに阿南の後を危なっかしげに追いかける。 「待って、狼さ……あっ」 大木の根に躓いて転びかけた三里を素晴らしき瞬発力有する阿南はすかさず抱き止めた。 「わー。恋人みたい。お嫁さんみたい」 「……」 「子作りしよう? 狼さん?」 阿南はため息を殺す。 お姫様抱っこされた三里は居心地のいい腕の中でまたふふっと幸せそうに笑う。

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