39 / 138

12-孕パラレル番外編-俺のセフレがこんなに可愛いわけがない

■三里が孕む男子設定です 「先生のあかちゃん孕ませてください」 放課後、体育用具倉庫。 部活生や殆どの体育教師が帰宅して静まり返った体育館棟は消灯が済んで薄闇に包まれている。 倉庫内の明かりも消されて曇りガラスの窓から外灯の淡い光が差し込むのみ。 その淡い光を背中に受けて立つ生徒、三里。 体育教師である阿南とセフレの関係にある。 眼鏡をかけた、大人しそうな、一見して地味な生徒。 でもじっと観察してみれば綺麗な顔立ちをしていることが判明する。 「ゴムつけないで僕と生せっくすしてほしいです」 当然、男は妊娠しない。 だが、特殊な器官を持つ三里はそれが可能だという。 この世の中には孕み男子というものが極少数ながらも存在するという。 「……断る」 「どうしてですか?」 「……無理だ」 「なんで?」 「……お前、まだ高校生だろう」 「高校、中退します」 きちんと制服を着用した三里はパーカーにTシャツ姿の阿南に言うのだ。 「おなかの子の父親が阿南先生だってことは誰にも言いません。一生涯、秘密にするから」 「……」 「僕、その子と二人で生きていきたいんです」 三里が自分のこどもを欲しいと言い出したのはこれが初めてじゃない。 ちなみにコンドームにこっそり穴を開けていたこともある。 安全日だから平気だと、何度も中出しをせがんできたことも。 「……帰るぞ、三里」 「阿南先生」 「早く出ろ」 阿南はそう告げると踵を返して倉庫の出入り口に向かおうとした。 ぎゅうっ が、三里が背中にしがみついてきたので足を止めざるをえなくなった。 「なんでいつも断るんですか?」 「……」 「僕、めんどくさいですか? セフレの分際で図々しいですか?」 抱きつき甲斐のある大きな背中に三里は片頬をぴたりとくっつけた。 「あったかい」 「……」 「このまま寝ちゃいたい気もしますけど」 「……風邪引くぞ」 「やっぱりせっくすしたいです」 セックス依存症のこの生徒は誰彼構わず男と体を重ねた時期があった。 現場を目撃したこともある。 「先生……僕のこと孕ませて?」 俺以外の誰かにも同じことを言ってきたのか、三里? 「ふにゃ……っ先生の生おちんぽ……ひさびさぁ……」 思春期の残滓が染みついたマットの上。 自らぱんつごとスラックスを脱いでM字開脚した三里、肉孔にめり込み、粘膜を押し上げて内側に突き進んでこようとするカリ高なペニスにぞくぞくぞくぞく。 「生のおちんぽぉ……熱くて、おっきくって……しゅごぃぃ……」 眼鏡下の双眸は亀頭を呑み込ませた時点でもう潤みきっている。 阿南に膝裏を掴まれ、下半身をやや浮かせるような体勢で奥まで挿入されると、びくびく肢体をひくつかせて小さな悲鳴を。 「やぁぁぁんっ……生ぁ……やっぱりしゅごぃ……っ」 自分のペニスが三里のアナル奥まで突き刺さり、肉壁にみちみち挟み込まれている罪悪感が痛いくらいに伝わってくる。 久々の生挿入に阿南も痺れていた。 ゴム越しじゃない、ダイレクトな肉感。 カリ首にまでみっちり纏わりつく締めつけが堪らない。 ハイソックスに包まれた足先を不要に力ませて三里は阿南による生挿入に感じきっている。 生徒ペニスはぺったんこなおなかにまで反り返り、とぷとぷ、先っちょの割れ目から滴る透明なそれを三里自身のか細い指先が掬い上げた。 「……んっ……」 そうしてぱくっと咥え込む。 唾液の糸引く口腔を見せつけるように大きく口を開き、阿南の真下で自分の指を淫らに舐め上げてみせる。 「阿南先生にぃ……生おちんぽ挿入れられただけで、もぉこんなに……濡れちゃいました」 実にけしからん淫乱生徒、といったところか。 「挿入れられただけで……しゅごく、きもちいい……先生ぇ」 「……じゃあ、やめるか、ここで」 「……阿南先生ぇの、いじわる」 でも、そういうところも好きです、僕。 「……調子に乗るな、三里」 雄膣奥を小突かれて三里は甘い悲鳴を迸らせた。

ともだちにシェアしよう!