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12-2
守衛による見回りは阿南が戸締まりを終えて鍵を渡さなければ始まらない、他の体育教師は帰宅した、よって周囲を警戒する必要はない。
「は……っぁぅぅ~~……っ生ぁ……ほんとに生できてる……っっ」
教師ペニスのガチ抽挿に三里は唾液をだらしなくだらだらさせて身をくねらせた。
マットに後頭部を擦らせて扇情的に悶絶する。
華奢な腰を両手でしっかり掴まれてがっつり突かれると、普段は喜怒哀楽に疎い表情がとろーり蕩けた。
「……っどうしよぉ……始まったばっかで、もぉ……ぃ……っちゃいそぉ……です」
実のところ阿南も同じだった。
ゴムがあるのとないのでは全く違う、雄膣に満ちる熱がただひたすら心地よく、絶頂の第一波がすぐそこまで押し寄せてきていた。
「阿南先生ぇの生おちんぽ……っびくびくしてる……っ」
「三里……」
「射精して……? 種付けして……っ僕のここ、に……」
そう囁いて、三里は、自分のおなかを撫でた。
ボタンがかけっぱなしのシャツの裾から覗いていた、ぺったんこな、腹。
「……先生のあかちゃん……僕にちょうだい……?」
汗ばむ頬をすっかり紅潮させて眼鏡がずれ落ちかけの三里はとろんと笑って……。
「ッ……く」
「ふにゃ……っっ……精ぇ子、いっぱぃ、ぃ……っきてる……おにゃかにはいってくる、ぅ……」
びくっびくっ、全身を痙攣させながら三里も達した。
弧を描いて放たれた淫乱生徒汁が制服シャツにびゅっと飛び散る。
「あん……っ……孕むぅ……先生に種付けされて、僕……あかちゃん、孕むの……ぁ……んむっ」
よだれでびしょびしょな唇に阿南は口づけた。
呼吸困難に陥りそうなくらいのキスを三里に捧げた。
「んぐ……っんぶ……っ」
苦しげに呻吟しながらも、それでも、三里は阿南を拒まない。
喉奥まで犯すようなキスを許しきって阿南に心身ともに甘えてくる。
静かな倉庫内にはしたなく粘っこい水音がしばし尾を引いた。
「……お前みたいに自己中心的な生徒、俺は他に知らない」
やっと唇を離したかと思えばそんなセリフ。
息苦しさで涙が湧いていた三里は素直に首を傾げた。
「……僕、自己チュー、ですか?」
「……俺を何だと思ってる、お前」
「何って……阿南先生は阿南先生でしょ?」
「……お腹の子と二人で生きていくとか、それは俺に対する冒涜だ」
自分と阿南の唾液で唇をびしょびしょにした三里はすぐさま首を左右に振った。
「してないです、冒涜なんて」
「……孕めば俺とはそれで終わりか」
「……だって、先生は……先生だから、学校があるし……これまで通りの生活を送ってほしいし」
「お前が孕んだら」
阿南は三里の腹を撫でた。
三里はぴくんと肩を震わせ、些細な愛撫に一瞬だけ唇をきゅっと結んだ。
「俺はこれまでの生活を捨てる」
「え」
「お前と新しい生活を始める」
「阿南せんせ」
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