「ふゃっっ……ぃぃ……きもち、ぃ……ィ……ッ」 マットの上、仰向けになった阿南に乗っけられた三里はずっと背中を反らしっぱなし、だ。 自分が動くのも忘れてただ真下からの濃厚突き上げに甘んじていた。 中出しした精液を纏い、先ほどよりもっと雄膣奥の深みを連打してくる教師ペニス。 時にまた細腰を掴まれて上下前後に揺さぶられ、同時に最奥を貫かれると、三里は舌まで出して恍惚に魘された。 「っ……っ……あにゃんせんせ……っ」 三里が着たままでいる長袖制服シャツの内側に阿南は両手を這わせていく。 肌伝いに掌を移動させ、胸の突端で落ち着くと、指の腹で両方の乳首を下から押し上げるようにして刺激した。 「ひゃ……っっっ」 雄膣への止まらない快感刺激に溺れ、意識がまるでそちらに向いていなかった三里はびくりと全身を波打たせた。 視覚で確認せずとも感触でわかる、痛いくらい屹立していた突起を指同士で擦り合わせる。 うっすら色づいた部分ごときゅぅぅぅっと摘まみ上げる。 「ゃ……！　みるくでちゃぅぅ……」 「……出るのか？」 「……で、そぉ、です」 阿南は俊敏に身を起こした。 ぐらついていた三里を抱え直し、至近距離で正面を向かい合せ、掴んだ細腰を回すように小刻みに揺らす。 雄膣壁を満遍なく摩擦されて喘ぎ鳴く三里に阿南は何度目かのキスをした。 柔らかく解れた肉孔にずっぷり突き入れた怒張ペニスを出し入れしつつ、濡れ渡った唇奥を舌尖で愛撫する。 三里はきゅっと阿南に抱きついてキスに応える。 支えが増えてバランスがとれるようになり、自分も腰をくねらせてセックスを貪欲に堪能する。 「……三里」 「あん……っ僕……犬か、猫……飼いたい……っです」 「……犬か猫？」 「ぁっそこしゅごぃぃ……っうん……それから……っ海が見えるとこに……住みたい……やんっまたぃっちゃぅぅ……ぁぁぁぁぁぁーーーー……ッ、ッ、ッ」 絶頂二連発にがくがく極まった三里。 アナル奥の肉粘膜がざわざわ蠢いて阿南の射精中ペニスに猛然と絡みついてきた。 おなかの底へ勢いよく流し込まれた阿南の欠片、そのあたたかさに三里はきゅんきゅん、する。 自分と同様に汗ばむ阿南の顔に頬擦りし、とろんと、笑う。 「あにゃんせんせ……あにゃんせんせぇ……」 夢見がちに自分を呼号する生徒を阿南はしっかり抱きしめてやった。 ざぁぁぁーーー……ん 休日、阿南は三里を海に連れて行ってやった。 「ゴミがいっぱいですね」 「……そうだな」 「こーいう海、嫌いじゃないです」 ゴミだらけの砂浜を無表情で、でもどこか楽しげに歩き回る三里。 パーカーのポケットに両手を突っ込んだ阿南は斜め後ろをついていきながら思う。 来年、再来年。 俺と三里の間に新しい命が加わっているだろうか。 ああ、それと、犬か猫も。 ……引っ越すなら白い家がいい、できれば。 「先生、クラゲが死んでます」 ……いや、精々、白いマンションか。