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18-パラレル番外編-あいらう゛ゅ★監禁☆げっちゅー
「ただいま、阿南君」
両手首につけられた手錠をぼんやり眺めていた高校生の阿南はその部屋の主が帰宅したので顔を上げた。
こざっぱりしたマンションのワンルームに帰ってきたのは一人の青年。
スーツを着、眼鏡をかけ、一万円台の腕時計をし、黒髪で清潔感あり。
一見して地味めだがじっくり観察してみればまぁまぁ綺麗な顔立ちをしているのが判明する。
手洗いうがいをする前に部屋の主、三里はベッドに座る阿南の元へまっしぐらにやってきた。
「ただいま、阿南君」
阿南はこの青年に監禁されている。
いや、監禁と言っても、両手首を拘束されているだけでどこかに繋げられているわけではなく、逃げようと思えばこの部屋からはいくらだって簡単に逃げ出せる。
ただ、手錠をつけた身で外に出るのが何だか「なんだかなぁ~」という感じで。
阿南はこの部屋に留まっている。
この部屋に連れてこられたのは昨日のことだ。
『この近くにある○○病院、わかるかな?』
バスケの部活帰り、コンビニに寄り道して食後のデザートを物色していた甘党阿南に声をかけてきた三里。
どうして店員に聞かず、自分に尋ねてきたのか、そんな疑問を抱くでもなく、無愛想な阿南が淡々と説明しようとしたら。
『よかったらナビしてくれる?』
車に乗せられて、エンジンを回す前に、がしゃんと手錠をつけられて。
『阿南君、つかまえた』
そうして現在に至る。
「三里さん、この手錠外してくれます」
「やだ」
手にしていたスーパーのレジ袋を床に置いた三里。
阿南の足の間に跪くと、制服を着たままの高校生男子のスラックスに手を伸ばし、白い指先でカチャカチャとホックを蔑ろにする。
「じゃあ、携帯返してくれます。ウチに連絡しないと」
「もう連絡したよ」
「え」
「お母さんにメールしたよ」
「え、なんて」
「自分探しのためちょっと家出してみる、来週には帰る、って」
「来週……」
ジィーーーー、とファスナーが下ろされた。
今朝、履き替えたばかりの黒の新品ボクサーパンツが外気に曝される。
今朝まで履いていた自前のパンツは三里にべろべろされて、自分のアレ塗れになって、今は洗濯機の中だ、そうあってほしい。
「僕が見立てたパンツ。よく似合ってるね」
ふわりと微笑した三里、パンツ越しに阿南の股間に頬擦り。
人懐っこい猫みたいに何度も何度も、女性的な滑らかさある頬をすりすりすりすり。
昨日、夜通し、三里は阿南から離れなかった。
あまりのしつこさに、そのうち食べられるのではないかと、阿南は本気で思ったものだ。
「ね?」
この人は俺のことを愛してしまっているらしい。
一目見た瞬間、恋に落ちたらしい。
名前は当然、自宅住所、家族構成、学校、部活、交際中の彼女、とっくに把握済みらしい。
「ふふふ」
黒髪が少し乱れ、ずれ落ちた眼鏡越しに、三里は上目遣いに阿南に微笑みかけた。
盛り上がったフロントをぺろぺろしながら。
猫がミルクを飲むみたいな舌つきで、ぺろぺろ。
「職場で、阿南君今頃僕の部屋で何してるんだろうって、考えただけで。勃起しそうだった」
「……」
「僕の買ったパンツ履いてるんだって、そう思ったら勢い余って失禁しそうで、ヒヤヒヤしちゃった……ん……ここに阿南君の精子がたっぷり溜まってるんだね」
斜めに顔を傾け、阿南をじっと見つめたまま、今度はパンツ越しに睾丸まで。
「阿南君のあかちゃんつくる素が、ここに、いっぱい……はぁ……たまんない……」
高校生阿南への欲望丸出し、ブレーキ放棄、マックス発情中の三里。
「見せて、阿南君のおちんちん……今すぐ見せて……?」
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