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「あ、あ、あん……あん……っ」 床に滑り落ちた毛布。 日付が変わる前に消して、また点けた電気ストーブが室内をぼんやり明るくしている。 ソファの上、セーターを着たままである三里の片足を肩に担いだ、上下スウェット姿の阿南。 いきなり本番も酷かと一先ず指で淫乱鬼の後孔を慣らそうとしている。 阿南の節くれ立った二本の指を根元まで呑み込んだ三里のアナル。 ゆっくり抜き挿しすれば引き止めたがるようにキュンキュン締まる。 肉奥に秘められた性感帯をコリコリと刺激してやればセーター下に覗いた腹をびくつかせ、鬼ペニスをピクンと悶えさせた。 「んっ……おいしぃ……阿南先生の、指ぃ……おいし……」 口元に萌え袖を翳して真上に迫る阿南をじっと見つめ、快楽の雫でどんどん濡れていきながら、三里はおねだりした。 「でも、もっとおいしいの……ほしぃ……阿南先生のおちんぽ……僕のお尻にほしぃの……」 けしからん淫乱鬼のおねだりに素直に昂ぶってしまう阿南。 低く息をつき、すでに反応を示していたペニスを外気に取り出す。 軽くしごいて完全に勃起させ、ぴとり、指で解した肉孔に血色のいい先端を押しつけてみる。 「……熱いな」 「ん~~っ……早くっ……早くいれて、阿南先生ぇ……?」 「……そんなに欲しいのか」 「んっんっ……ずぷずぷって……おっきくて硬いの、お尻に……そのまま突き挿して……?」 徐々に力を込め、冬の深夜に本能を剥き出しにし、ひくつくアナルにペニスを沈めていく。 「……いつもそうなのか?」 「あぅんぅ……っはや、く、奥っ……奥まで……っ」 「……こんな風に色んな男を誘ってきたのか?」 みちみちみちみち、容赦なく張りついてくる肉膜をじっくり掻き分け、三里のナカへ。 青筋まで立てて猛烈に目覚めた怒張を淫乱鬼に捧げ尽くす。 「はあっはあっはあっ」 「……どうなんだ、三里」 「あなん、せんせ……っおいしい……おちんぽおいしぃ……っ」 「……」 「おちんぽのかたち……わかる……膨らんだ先っぽ、カリのとこも……すごぃ……あなんのかたち……わかる……」 自分からセーターを捲って丸出しにしたお腹をさすさす撫で、三里は、ふにゃりと笑った。 ……鬼って、こんなに愛おしい生き物だったのか。

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